ラボモックス - アモキシシリン（Labmox - Amoxicillin）

説明

アモキシシリンの効果効能

ラボモックスの有効性分「アモキシシリン」は、ペニシリン系抗生物質に分類される医薬品です。グラム陽性菌・グラム陰性菌の両方に対して殺菌作用を持っていることから、細菌性感染症の治療に処方されます。

感染症は、病気の原因となる細菌が体内に侵入することで発症します。体は侵入してきた異物に対抗するために自己防衛を行いますが、その際に発熱、化膿、痛みや腫れといった症状が引き起こされます。

アモキシシリンは、細菌が生きるために必要な細胞壁の合成を防ぐ作用があり、この作用によって細菌を死滅させて、発熱や腫れなどの症状を緩和します。

ペニシリン系の抗生物質の中でも殺菌能力が高く、特に梅毒の治療にはアモキシシリンが多くの場合で第1選択薬として処方されます。自然治癒することの無い梅毒に対する有効な医薬品として、梅毒の病期1～2期に高い効果を発揮します。また、第3期においてもペニシリン系抗生物質の服用はある程度の効果があることが明らかになっています。

[アモキシシリンの有効菌種]

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ菌、梅毒トレポネーマ

[アモキシシリンの主な適応症状]

咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、皮膚感染症、膀胱炎、乳腺炎、骨髄炎、肺炎、歯周組織炎、外傷、熱傷及び手術創等の二次感染、中耳炎、前立腺炎、淋病、梅毒など

＊ベターヘルスでは、他にもアモキシリンを含有する性病治療薬を取り扱っております。

参照：「アモキシシリンの使用法」杏林製薬

ラボモックスの服用方法

アモキシシリンは、症状ごとに用法・用量が異なります。

〈ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〉

・成人の場合：
1回あたり250mgを1日に3〜4回服用してください。年齢、症状により適宜増減します。

・小児の場合：
1日あたり20〜40mg/kgを3〜4回に分割して服用してください。
年齢、症状により適宜増減しますが、1日の服用量として最大90mg（力価）/kgを超えないようにしてください。

〈ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎〉

・アモキシシリン、クラリスロマイシンおよびプロトンポンプインヒビター併用の場合：

成人には、アモキシシリンとして1回あたり750mg（力価）、クラリスロマイシンとして1回あたり200mg（力価）およびプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日に2回、7日間服用してください。

クラリスロマイシンは必要に応じて適宜増量することができますが、1回あたり400mg（力価）1日2回を上限としてください。

・アモキシシリン、クラリスロマイシンおよびプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合：

成人には、アモキシシリンとして1回あたり750mg（力価）、メトロニダゾールとして1回あたり250mgおよびプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間服用してください。

服用に際し医師からの指示がある場合は、必ず指示に従って服用してください。

参照：日本医薬情報センター「合成ペニシリン製剤 処方箋医薬品 アモキシシリンカプセル」

アモキシシリンの副作用

アモキシシリンの服用時、下記のような副作用があらわれる可能性があります。

● 過敏症：発疹、発熱、そう痒など
● 神経系症状：頭痛、目眩、眠気、不眠、けん怠感、など
● 消化器症状：下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、味覚異常、腹痛、腹部膨満感、など
● その他の症状：ビタミンK欠乏症状、口内炎など

また、重大な副作用として稀に下記の副作用があらわれる可能性があります。

● ショック、アナフィラキシー
● アレルギー反応に伴う急性冠症候群
● 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症
● 顆粒球減少、血小板減少
● 肝障害、急性腎障害
● 大腸炎
● 間質性肺炎、好酸球性肺炎
● 無菌性髄膜炎

服用中に上記の症状や異常がみられた場合、直ちに服用を中止し医師の診察を受けてください。

ラボモックスの使用上の注意

慎重投与

● セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者
● 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
● 高度の腎障害のある患者
● 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
● 高齢者

重要な基本的注意

● 投与する前に、以下のことを必ずチェックしてください。本薬は、ショックやアナフィラキシー、アレルギー反応による急性冠症候群などの重篤な事象を引き起こす可能性があります。そのため、当該事象の既往歴や抗生物質に対するアレルギー歴を詳細に確認する必要があります。
● 本薬は、ヘリコバクター・ピロリ感染症やヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の除菌治療にも用いられます。その場合は、他の薬剤と併用することになりますが、併用する薬剤の添付文書に書かれている禁忌や慎重投与、重大な副作用などの注意事項を確実に把握してください。

ラボモックスの保管方法

● 直射日光を避け、湿気の少ない冷暗所に保管してください。
● お子様の手の届かない安全な場所に置いてください。
● 誤飲や品質劣化を防ぐため、必ず元の容器に入れたまま使用してください。
● 使用期限が過ぎたものは使用しないでください。

ラボモックスの通販・個人輸入について

この商品は、インドのラボレート ファーマスーティカルズ社が開発・販売するジェネリック医薬品です。

※製造国に関する詳細情報はこちらをご覧ください。

ベターヘルスは、海外医薬品の個人輸入をサポート致します。お客様のご注文に応じて、海外業者との契約、代金の決済、輸入・通関の手続きなどを代行させていただきます。

参考：

医療用医薬品 : アモキシシリン

アモキシシリンカプセル250mg「トーワ」の基本情報：日経メディカル

​​アモキシシリン：Wikipedia