シアリスの効果を最大限に得る正しい飲み方

シアリス(Cialis)は、3番目に開発されたED(勃起不全)のための治療薬で、効果の作用時間が長く、食事との併用が可能など、多くの特長があります。

シアリスに含まれている有効成分タダラフィル(Tadalafil)は、心因性ED、器質性ED、混合型EDのいずれにも効果を示します。また、前立腺肥大症(BPH)や肺動脈性肺高血圧症(PAH)など、ED以外の症状にも効果があることで知られています。

シアリスは男性の身体の様々な不調を改善することができる画期的なお薬です。

この記事ではシアリスの効果を最大限に得るために、シアリスの正しい飲み方をご紹介します。

シアリス5mg、10mg、20mgの飲み方

シアリスは、5mg、10mg、20mgの用量で販売されています。シアリスはコップ一杯の水と共に服用します。

シアリスを牛乳やグレープフルーツジュースと服用しないでください。牛乳に含まれる脂肪分にはシアリスの吸収を妨げる作用があるため、シアリスの効果が得られなくなります。また、グレープフルーツに含まれるフラノクマリンには副作用を増強させる恐れがあるので、絶対に避けてください。

シアリスの1日に服用しても良い最大服用量の上限は20mgです。この量を超えて服用した場合過剰摂取となり、副作用の原因となるのでご注意ください。

シアリスの副作用についてより詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックして シアリスの副作用の記事をご参照ください

シアリスを服用するべき時間・タイミング

シアリス10mg、20mgを服用する場合は、性行為の3時間前に服用することが推奨されています。シアリスを服用してから効果があらわれるまでの時間には個人差があるとされ、1〜4時間の間となっています。そのため、3時間前に服用しておけば、性交の際に安定した効果を感じることができるでしょう。

また、週に2回以上性行為をする場合は、タダラフィル5mg、2.5mgを含有したシアリス・デイリーを服用することが推奨されています。シアリス・デイリーは性行為の時間に関係なく、毎日同じ時間帯に1錠を服用します。毎日服用することで、シアリスの効果のピークや谷がなくなり、安定した勃起力をいつでも得ることができます。

シアリスの効果の持続時間

シアリスはED治療薬の中でも、特に作用の継続時間が長いことで知られています。

有効成分タダラフィルの効果は、10mgで最大24時間、20mgで最大36時間まで持続します。また、タダラフィルは体内から完全に排出されるまで5日ほど要します。そのため、人によっては、服用してから5日経過した後でも若干の勃起サポートを得られる場合もあります。

シアリスを服用すれば、タイムプレッシャーを感じることなく、ナイトライフを楽しむことができます。シアリスは効果が長く続く分、効果が出るまでに時間を要します。そのため、性行為の3時間前にはシアリスを服用するようにしましょう。

シアリスは金曜日の夜に服用すれば日曜日の朝まで効果が持続することから、ウィークエンドピルとも呼ばれています。

シアリスの体調と用途に合った用量の選び方

シアリスを初めて服用する際は、10mgから服用することが推奨されています。そして、この用量を服用した後の体調次第で、用量を増減することができます。

10mgでは効果が得られなかったという人は、用量を20mgまで増やしてみましょう。一方でシアリス10mgを服用した後に、頭痛、めまいなどの副作用があらわれた場合は、用量を減らす必要があります。10mgが多い場合は、5mgまで用量を減らし、身体の反応を見るようにしましょう。

また、週に2回以上性行為をする場合は、低用量のシアリス・デイリー2.5mg、5mgを毎日服用することもできます。

初めてシアリスを服用する際は、医師の診断を受けて用量を決定することが推奨されています。また、シアリスの用量を変更する際も、医師にご相談ください。

シアリスと食事の関係

シアリスは食前、食後など、食事と一緒に摂取することができます。

外国人の成人を対象とした臨床実験として、朝の空腹時、朝食後、夜の空腹時、夕食後にタダラフィルを服用して、効果の違いをみる実験が行われました。

タダラフィル20mgを朝食後に投与したとき、最高血漿中濃度(Cmax)が空腹時に比べて 16% 高値を示しましたが、タダラフィル10mgの場合、朝食後と空腹時では最高血漿中濃度と血漿中濃度時間曲線下面積に変化はありませんでした。

タダラフィルを夕食後に投与した場合、空腹時の投与に比べて血漿中濃度時間曲線下面積(AUC0-8)は15% 高値を示したのみで、他の数値に大きな違いはありませんでした。そのため、シアリスと食事は関係がなく、食前や食後でも十分に効果を得ることができるといえます。

ただし、脂肪分が多い食事は、シアリスの効果を妨げます。なぜなら、脂っこい食事は代謝に多くのエネルギーを要し、長時間腸に蓄積されるからです。そして、油分は腸に膜を張るため、シアリスが吸収されにくくなるのです。ハンバーガー、フライドポテト、チーズ、マヨネーズなど高カロリーの食事は避けるようにしましょう。

シアリスは食事との併用が可能ですが、その場合は、和食やサラダなどあっさりとした食事が推奨されています。

シアリスとアルコールの飲み合わせ・相性

シアリスはアルコールと併用することができます。適度の量のアルコールであればリラックス効果があるので、シアリスとの相乗効果があります。

しかし、アルコールを過剰に摂取してしまうと、副作用の原因となり、シアリスの効果を妨げてしまうことがあります。

シアリスとアルコールを併用する際は、ワインやビールなどアルコール度数の低いものを選び、1〜2杯程度に抑えるようにしましょう。

シアリスとアルコールの相性・飲み合わせについてより詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックして シアリスとアルコールの記事をご参照ください

シアリスのその他の剤形

シアリスはタブレット錠が一般的です。

一方でシアリスのジェネリック医薬品では様々な剤形が用意されています。ジェネリック医薬品とは後発薬のことで、シアリスと同じくタダラフィルを含有しています。そのため、オリジナルであるシアリスと同等の効果を得ることができます。

独自の特許法が設けられているインドではシアリスの特許が切れる前から、多数のジェネリック医薬品が販売されてきました。

例えば、水なしで服用することができるチュアブル錠のビダリスタCT、ODフィルムタイプのタスティリアなどが販売されています。これらはタブレット錠よりも飲みやすく、お財布に入れたりなど持ち運びも楽なのが特徴です。

また、ODフィルムタイプであればタブレット錠よりも早く効果が出るため、長時間待つ必要がなくより利便性が高いといえます。

より詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックして シアリスのジェネリック医薬品の記事をご参照ください

シアリスと飲み合わせの悪い薬、併用禁忌薬

シアリスには併用禁忌薬があり、これらをシアリスと一緒に服用してしまうと重篤な副作用につながる場合があります。以下のお薬を服用している場合は、シアリスを服用することはできません。

 

・硝酸剤及びNO供与剤

(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド)

ニトログリセリンなどと併用すると、降圧作用を増強するとのデータがあります。

 

・sGC刺激剤(リオシグアト)

リオシグアトとの併用により、血圧低下を起こすおそれがあります。

 

・CYP3A4阻害剤

(ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン、テラプレビル)

CYP3A4阻害作用を有するケトコナゾールを併用することにより、シアリスの血中濃度曲線下面積及び最高血漿中濃度が312%及び22%増加するというデータがあります。

 

・HIVプロテアーゼ阻害剤

(リトナビル、インジナビル、サキナビル、ダルナビル)

リトナビルとの併用により、シアリスの血中濃度曲線下面積が124%増加するというデータがあります。

 

・CYP3A4誘導剤

(リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタール)

リファンピシンとの併用により、シアリスの血中濃度曲線下面積及び最高血漿中濃度がそれぞれ88%及び46%低下するというというデータがあります。

 

・α遮断剤

(ドキサゾシン、テラゾシン)

ドキサゾシンとの併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧が最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するというデータがあります。これにより、失神などが報告されています。

 

・降圧剤

(アムロジピン、メトプロロール、エナラプリル、カンデサルタン)

アンジオテンシンとの併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するというデータがあります。また、シアリスの降圧作用を増強するおそれがあります。

シアリスが効かない原因とは?

シアリスを服用したとしても思うように効果が得られないということは少なくありません。実際に、初めてシアリスを服用した場合、70%の男性が効果を得られなかったというデータが報告されています。

効果が得られない理由には以下が挙げられます。

・用量が少ない

シアリスを服用する際、少ない用量から服用することが推奨されていますが、人によっては効果が得られないことがあります。その場合は、身体の反応を見つつ、少しずつ用量を増やしてみると良いでしょう。シアリスの用量を増やす場合は、医師に相談するようにしてください。

・テストステロンが少ない

加齢によって男性ホルモンであるテストステロンが減少しているとシアリスの効果が得られないことがあります。テストステロンが少ないと、勃起を促す一酸化窒素が減少していたり、糖尿病や動脈硬化で血管が拡張しづらくなっていることがあります。そのため、シアリスの効果が得にくくなっているのです。

この場合は、強精剤を服用して男性ホルモンの分泌を増やすか、生活習慣を改善するのが効果的です。

前立腺肥大症患者が服用する場合

シアリスの有効成分であるタダラフィルは、前立腺肥大症の治療にも有効です。前立腺肥大症を患っていると排尿が困難になりますが、タダラフィルはこれを緩和することができます。そのため、手術をせずに前立腺肥大症を改善することができるのです。

タダラフィルは前立腺肥大症の治療薬としてザルティアという商品名で販売されています。前立腺肥大症を改善するには1日1回タダラフィル5mgを服用します。飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

シアリスの正しい飲み方に従おう

シアリスは勃起を改善することができる画期的なお薬であり、正しく服用すれば食事の影響を受けることなく、最大36時間効果を維持することができます。

食事は脂っこいものを避け、アルコールは飲み過ぎないことが大切です。

人によってシアリスの適切な用量は異なります。最初は少ない用量から服用し始め、体調によって量を増減させるようにしましょう。シアリスの用量を変更する際は、医師にご相談ください。

シアリスについてより詳しい情報を知りたい方はこちらをクリックしてシアリスのよくある質問についての記事をご参照ください