ザイロモックス（アモキシシリン）(Zylomox 500)

説明

ザイロモックス（アモキシシリン）とは

主要有効成分：　アモキシシリン水和物

ザイロモックス（Zylomox）は有効成分アモキシシリン（Amoxicillin）を500mg含むペニシリン系の抗生物質です。有効成分アモキシシリンは体内で吸収されやすく、細菌の細胞壁が作られるのを阻害し、効果的に抗菌する働きがあります。細菌の増殖を阻止、殺菌、最終的に感染を根絶させます。

有効成分アモキシシリンは、淋病や梅毒、クラミジア感染症などの性感染症を治療する優れた効果をもたらします。中耳炎、咽頭炎、肺炎、皮膚感染、尿路感染症、サルモネラ菌感染症、ライム病を含む多くの感染症の治療のために使用されています。ヘリコバクター・ピロリ感染症による胃潰瘍を治療するためや十二指腸潰瘍を治療する目的でも用いられます。

アモキシシリンは1958年に発見され、1972年から治療に使用されてきた歴史を持ちます。世界保健機関（WHO）の必須医薬品リスト（現代的な医療水準を維持するために必須と考えられる医薬品類）に抗菌薬として含まれています。有効成分アモキシシリンは子供に最も一般的に処方されてきた抗生物質の一つでもあります。

アモキシシリンは通常、医師の処方箋でのみ利用できます。個人輸入代行サービスを通して海外で承認されている医薬品を購入すると、処方箋なしで通販することができるようになります。

ザイロモックス（Zylomox）を製造販売しているシグネチャー社（Signature Phytochemical Industries）は2016年に設立され、インドのウッタラーカンド州に拠点を置く製薬会社です。幅広い医薬品を製造販売、海外へ輸出しています。

ザイロモックスは新薬と同じ有効成分を同量含み、同様の効果と安全性を持つアモキシシリンのジェネリック医薬品です。ジェネリック医薬品はあらかじめ確認された有効成分の効果と安全性を元に開発販売されるのでその開発期間も短く、より安価な費用で提供することが可能になった医薬品です。ジェネリック医薬品は各国の厳しい政府機関の検査と試験をクリアして販売が許可されている医薬品ですので、安心して服用していただけます。

有効成分アモキシシリンは主に以下のような症状を治療するために処方されます。
❖ 梅毒
❖ 淋菌感染症
❖ 麦粒腫
❖ 糜爛の二次感染
❖ 副睾丸炎
❖ 扁桃炎
❖ 膀胱炎
❖ 慢性膿皮症
❖ リンパ管炎
❖ リンパ節炎
❖ 涙嚢炎
❖ 精巣上体炎
❖ 深在性皮膚感染症
❖ 表在性皮膚感染症
❖ 慢性呼吸器病変の二次感染
❖ 前立腺炎
❖ ヘリコバクター・ピロリ感染症
❖ 咽頭炎
❖ 外傷の二次感染
❖ 潰瘍の二次感染
❖ 手術創の二次感染
❖ 熱傷の二次感染
❖ 顎炎
❖ 急性気管支炎
❖ 喉頭炎
❖ 子宮内感染
❖ 骨髄炎
❖ 歯冠周囲炎
❖ 子宮付属器炎
❖ 子宮旁結合織炎
❖ 歯周組織炎
❖ 猩紅熱
❖ 腎盂腎炎
❖ 中耳炎
❖ 乳腺炎
❖ 肺炎

効果効能

有効成分アモキシシリンは細菌の細胞壁に付着し、細胞を死滅させます。
梅毒トレポネーマ、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、ヘリコバクター・ピロリ、アモキシシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属に対して有効です。

服用方法

細菌感染の場合

1日2回（12時間間隔）または3回（8時間間隔）で1回250〜500mgを服用

淋病・梅毒の治療の場合

1日3回（8時間間隔）で1回500mgを服用

へリコバクター・ピロリ感染症の治療

・ダブル療法
アモキシシリン1000mg（500mgを2錠）とランソプラゾール30mgを1日3回（8時間間隔）で14日間服用
・トリプル療法
アモキシシリン1000mg（500mgを2錠）、クラリスロマイシン500mg、ランソプラゾール30mgを1日3回（8時間間隔）で14日間服用

副作用

一般的な副作用

食欲不振、下痢、悪心・嘔吐、腹痛、消化不良、頭痛、めまい、耳鳴、軟便、味覚異常など。異常が現れた場合場合は、速やかに医師または薬剤師に伝えてください。
発疹、瘙痒、発熱が現れた場合は服用を中止して医師の診断を受けてください。

重大な副作用

●　ショック、アナフィラキシー（呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等）
●　中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症（剥脱性皮膚炎）
●　重篤な顆粒球減少
●　黄疸またはAST（GOT）、ALT（GPT）の上昇
●　急性腎不全等の重篤な腎障害
●　偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
●　間質性肺炎、好酸球性肺炎
●　項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎
不快感、口内異常感、喘鳴、めまい、便意、耳鳴、発汗、頭痛、関節痛、腹痛、頻回の下痢、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、膿疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛、咳嗽、呼吸困難、発熱などが現れた場合は服用を中止し、すぐに医師に相談してください。

併用禁忌薬と併用注意薬

併用すると作用が強まったり、効果が弱まる薬剤があります。服用している全てのお薬を医師または薬剤師に知らせて、併用禁忌薬と併用注意薬を確認してください。
●　クマリン系抗凝血剤
●　ワルファリン（血栓塞栓症、静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症などの治療薬）
●　経口避妊薬
●　プロベネシド（痛風や高尿酸血症の治療薬）

禁忌・注意点

禁忌：アモキシシリンの成分に対し過敏症の既往歴のある方、伝染性単核症を患っている方、ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある方
●　妊娠中・授乳中の方は医師に相談してください。
●　高齢者は副作用が発言しやすいため慎重投与の対象です。
●　低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していません。
●　アモキシシリンを服用中はお酒を控えてください。

参照：

日本性感染症学会誌

日本薬局方 アモキシシリンカプセル

医療用医薬品 : アモキシシリン

処方薬事典アモキシシリンカプセル

Signature Phytochemical Industries