抗うつ薬の種類

抗うつ薬は開発された年代順に分かれており、うつ病・うつ状態の治療だけでなく、不安症状（パニック症・パニック障害、社交不安症・社交不安障害、強迫症・強迫性障害、外傷後ストレス障害）の治療にも使用されています。作用や副作用のあらわれ方に違いがあるので、自分に合ったお薬を選ぶことが大切です。

三環系抗うつ薬（TCA）

古くから使用されている抗うつ薬です。セロトニンやノルアドレナリンに作用します。強力な効果があり、SSRIやSNRIを使っても効き目がない場合や、妄想などを伴った重症のケースに対しても効果が認められます。効果が強い反面、副作用も多いのが特徴で、過量服薬すると致死的な薬剤でもあります。

四環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬の副作用を減少させるために開発されたのが、四環系抗うつ薬です。副作用は軽減しましたが、その代わりに効果も弱まっています。三環系と比較すると安全性が高いと言えるお薬です。一部の薬は催眠効果に優れています。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）

うつ病の第一選択薬として使用される、比較的新しい抗うつ薬です。セロトニンだけを増加させる作用があり、強迫神経症・社交不安症・パニック障害・過食症など治療域が広く、特に、不安や緊張に対して効果が強いのが特徴です。効果はTCAより弱いので重症の場合にはあまり適しませんが、依存性や中毒性がなく、比較的安全な薬です。但し、他の薬物との併用には注意。

商品名	Sシタデップ	デプノセプト	フルニル20
有効成分/用量	エスシタロプラム/5mg,10mg,20mg	フルボキサミン/50mg	フルオキセチン/20mg
価格	¥36/1錠〜	¥86/1錠〜	¥28/1錠〜

セロトニン･ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）

脳内のセロトニンとノルアドレナリンの双方に作用します。抑うつ状態・不安状態を改善させるほか、SSRIの効果に意欲向上が加わり、より広く治療できるのが特徴です。重症な抑うつ状態に使用することもでき、他剤との併用も可能です。

商品名	ミラ30
有効成分/用量	ミルタザピン /7.5mg,15mg,30mg
価格	¥49/1錠〜

ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬（NaSSA）

セロトニンとノルアドレナリンの放出を促進することで強力な効果を発揮します。不眠や食欲不振に対して短期間で効き目を発揮するのが特徴ですが、その一方で眠気、体重増加に気をつける必要があります。SSRIやSNRIと作用が異なるので、これらと併用することも可能です。胃腸症状が少なく、性機能障害にも効果があります。

その他の抗うつ薬

脳内のドーパミンを増加させたり、SSRIやSNRIなどと作用が異なるお薬です。不安や無気力を伴う初期段階の治療で使用したり、双極性障害の治療に使用される薬剤もあります。

商品名	トラザロン	セロキット	ブプロンSR
有効成分/用量	トラゾドン/50mg	クエチアピン/25mg,50mg,100mg	ブプロピオン塩酸塩/150mg
価格	¥50/1錠〜	¥140/1錠〜	¥60/1錠〜

抗うつ薬の購入方法

抗うつ薬は一般薬局やドラッグストアでは購入することができません。病院で処方してもらう必要があります。しかし、海外からの個人輸入では購入が可能です。

1）病院やクリニックで処方してもらう

病院では、精神科や心療内科を受診する必要があります。医療機関で治療を受ける場合は保険適用なので、原則1～3割の負担となります。 診察費用以外にも、検査が必要な場合は検査費用が、診断書が必要であれば、自費で診断書料金が発生します。また、初診料や再診療は医療施設により異なる場合があるので、事前に確認しておくのが良いでしょう。

病院での費用目安（3割負担の場合）

2) オンライン診療

オンライン診療でも抗うつ薬を処方してもらえます。ただし、厚生労働省により、オンライン診療初診時の向精神薬（抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬など）の処方は認められていません。また、再診でも医師が判断し、新規の薬を処方する場合は7日分までの処方となっています。診察料、治療薬の処方、処方箋発行はオンライン診療でも保険適用になります。

薬は自宅まで郵送してもらえるので、忙しくてクリニックに行く時間がなかなか取れない方には便利です。

オンライン診療の費用目安（3割負担の場合）

3) 個人輸入代行サービスの通販サイトで注文する

通院が面倒、忙しくてオンライン診療の時間がない、精神科とか心療内科って受診するハードルが高い・・という方には海外からの個人輸入がオススメです。

通常、日本国内で医療用医薬品を購入するには、医師の処方箋が必要になります。ただし、個人が使用する目的として海外から医薬品を一定量輸入する場合、処方箋が無くても輸入できると日本の法律で認可されています。

個人輸入の代行業者を使えば、複雑な関税手続きをしなくても、海外の医薬品やジェネリック医薬品を購入することができます。サイトによってはクーポンや割引セールなどもあり、より安価に購入できることもあります。

当サイトでは9,000円以上のご注文で送料無料、ご注文から入金確認後、10日〜2週間程度でご自宅へお届けします。

中身のわからない梱包でプライバシーに配慮、追跡番号付きで発送いたします。

個人輸入代行の費用目安

各購入方法のメリットとデメリット

いずれの場合も、医薬品の使用や治療計画を立てる際には、医師又は専門家に相談してください。また、必ず用法と容量を守って服用してください。

医薬品の海外個人輸入に関する情報はこちらでも解説しています。

👉個人輸入について | 海外医薬品の通販・個人輸入代行

抗うつ薬はいつまで飲む？

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抗うつ薬は、服用し始めてもすぐに効果が表れるものではありません。一般的に約10日〜2週間前後で効果が出はじめ、現在感じている「うつ症状」を改善していきます。

服用を始めて最初の1～2週間のうちには、吐き気、めまい、だるさ、便秘、口の乾き、眠気などの症状があらわれることがあります。しかし、これらの症状は薬を継続して服用することで次第に消えていきます。

うつ症状が改善された後も、再発を予防するために4〜9カ月は継続して服用するのが望ましいとされています。そして段階的に服用量を減らしていきます。

抗うつ薬を急に中断すると、抗うつ薬中断症候群という離脱症状が起こる可能性があるので、徐々に減量を行なうことが大切です。治療終了までの服薬期間は全体で1年弱が目安となります。但し、うつ病は再発率が高く、個人差が大きい病です。医師の指示に従って服用を継続してください。