フェラビル 1箱100錠 ＋ イベルサン 2箱200錠 セット

◆セット内容

●フェラビル（100錠）
1錠あたりファビピラビル含有量：400mg
メーカー：キセノンファーマ

●イベルサン（200錠）
1錠あたりイベルメクチン含有量：12mg
メーカー：サンライズレメディーズ

◆ファビピラビルとイベルメクチンの効果

・ファビピラビル

抗ウイルス剤に分類される薬で、高い抗ウイルス活性があり、インフルエンザおよび重症熱性血小板減少症候群（SFTS）の治療に用いられます。
インフルエンザウイルスなどの「RNAウイルス」に対して、新たなウイルスRNA鎖の伸長を妨げることで複製を強力に抑制します。既存のインフルエンザ治療薬に比べて耐性が生じにくく、従来の薬剤で効果が不十分だった症例や、新型・再興型インフルエンザに対しても有用性が期待されます。エボラ出血熱をはじめとする、さまざまなRNAウイルスに対する治験でも一定の効果が確認されています。

・イベルメクチン

糞線虫やヒゼンダニといった寄生虫によって引き起こされる、糞線虫症（ふんせんちゅうしょう）や疥癬（かいせん）の治療に使用されます。
寄生虫の神経や筋細胞に作用して麻痺させることにより死に至らせ、腸管糞線虫症や疥癬を治療します。腸管糞線虫症や疥癬のほか、フィラリアの予防などにも使用されます。安全性が高く、重い副作用が少ない治療薬としても知られています。

◆ファビピラビルの服用方法

フェラビルは症状により服用方法が異なります。下記はいずれも成人の場合の服用量です。

＜新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症＞
1日目は1回1600mgを1日に2回、2日目〜5日目は1回600mgを1日に2回、服用します。
なお、総投与期間は5日間としてください。

＜重症熱性血小板減少症候群ウイルス感染症＞
1日目は1回1800mgを1日に2回、2日目〜10日目は1回800mgを1日に2回、服用します。
なお、総投与期間は10日間としてください。

◆イベルメクチンの服用方法

食事の1時間以上前、空腹時に水で服用してください。2週間間隔で2回服用します。

1回用量は、体重1kgあたり約200μgとなります。

体重：投与量
15−24kg：3mg
25−35kg：6mg
36−50kg：9mg
51−65kg：12mg
66−79kg：15mg

体重90kgの場合（体重1kgあたり約200μg）
90×200=18000μg(18mg)→1回18mgを服用。

◆ファビピラビル・イベルメクチンの副作用と注意

ファビピラビルの一般的な副作用として、下痢、血中尿酸増加、発疹、悪心、腹痛などがあります。また、重大な副作用として、異常行動、ショック、アナフィラキシー、肺炎、肝機能障害、痙攣、急性腎障害などが稀に起こる可能性があります。

イベルメクチンは安全性の高さが評価されており副作用は軽度でまれですが、主な副作用として、めまい、そう痒、下痢、悪心、嘔吐などが確認されています。

本剤に含まれる成分で過敏症の既往歴がある場合は使用を避けてください。

体調に異変を感じた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。