説明
トパマックの効果効能
トパマックの有効性分「トピラマート」は、抗てんかん剤に分類され、てんかんの部分発作に対する併用療法に使用する医薬品です。トピラマートは脳神経に作用することで興奮を鎮め、てんかんの症状を和らげます。
また、海外では片頭痛の予防薬としても使われる場合があります。
てんかん発作は、脳神経からのシグナルが過剰になることで異常な興奮状態を引き起こし、失神、意識障害、全身または部分的な痙攣発作や体の強張りなどを繰り返す病気です。
トピラマートは2006年以降に「第二世代の抗てんかん薬」として厚生労働省から承認され、てんかんの部分発作に対して使用されます。
脳神経の興奮を鎮める一般的な抗てんかん薬の作用に加え、てんかん発作の引き金となる「AMPA/カイニン酸型グルタミン酸受容体」という物質を抑制する作用もあります。そのため、他の抗てんかん薬と併用する場合がよくあります。
臨床試験において、トピラマート併用での発作頻度は30%以上減少し、てんかん発作の抑制効果が高まることが明らかにされています。
小児に対する有効性と安全性も確認されていることから、2歳以上の小児てんかん治療に対しても処方されます。世界100カ国以上で承認されている、安全性の高い医薬品です。
参照:
「新規抗てんかん薬トピラマート(トピナ®錠)の薬理作用と臨床成績」
「前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛でトピラマートの薬効に差異があるかを検討した初めての二重盲検試験の結果」慶應義塾大学神経内科
*ベターヘルスでは、この他にも偏頭痛の薬を取り扱っております。
トピラマートの服用方法
トピラマートは、年齢に応じて用法・用量が異なります。
〈成人〉
1回量50mgを1日に1回、または1日に2回の服用で開始します。
以後、1週間以上の間隔をあけて漸増し、維持量として1日量200〜400mgを2回に分割して服用してください。
なお、症状により適宜増減しますが、1日の最高投与量は600mgまでとしてください。
〈小児(2歳以上)〉
1日量1mg/kgで服用を開始し、2週間以上の間隔をあけて1日量2mg/kgに増量します。
以後、2週間以上の間隔をあけて1日量として2mg/kg以下ずつ漸増し、維持量として1日量6mg/kgを服用してください。
症状により適宜増減しますが、1日の最高投与量は9mg/kgまたは600mgのいずれか少ない投与量までとしてください。
なお、いずれの場合も1日2回に分割して服用してください。
トピラマートの服用に際し、医師からの指示がある場合は必ず指示に従ってください。
トピラマートの副作用
トピラマートには下記の副作用があらわれる可能性があります。
● 肝臓症状:肝機能異常など
● 神経系症状:傾眠、めまい、摂食異常など
● 代謝・栄養症状:血中重炭酸塩減少、電解質異常など
● その他症状:体重減少、発汗減少、倦怠感など
また、重大な副作用として稀に下記の症状があらわれる可能性があります。
● 続発性閉塞隅角緑内障及びそれに伴う急性近視
● 腎・尿路結石
● 代謝性アシドーシス
● 乏汗症及びそれに伴う高熱
服用中に異常や上記症状等があらわれた場合、すみやかに医師の診察を受けてください。
トパマックの使用上の注意
● 本剤は代謝性アシドーシスを引き起こす可能性があります。そのため、本剤を使用する場合、特に長期間使用する場合は、患者さんの状況に合わせて定期的に重炭酸イオン濃度などの検査を受けてください。
● 本剤は発汗を抑える作用があります。そのため、本剤を使用する場合は、夏場など体温が上がりやすい時期には注意してください。高温の場所にはなるべく行かないでください。また、水分を十分に摂ることで症状を軽減できることがあります。
● 本剤は体重を減らすことがあります。そのため、本剤を使用する場合、特に長期間使用する場合は、患者さんの体重を定期的にチェックし、患者さんの様子を注意深く見守ってください。
● 本剤の使用量を急に減らしたり、使用をやめたりすると、発作が増えることがあります。そのため、本剤の使用をやめる場合は、少しずつ使用量を減らすなど、慎重に対処してください。
● 本剤は急性近視という目の病気を引き起こすことがあります。この病気は緑内障になる危険性があります。そのため、本剤を使用する場合は、患者さんの目の状態を定期的にチェックすることが必要です。
● 本剤は眠気や集中力の低下などを引き起こすことがあります。このような症状は運転や機械操作に影響する可能性があります。そのため、本剤を使用する場合は、患者さんには危険な行為をさせないでください。
トパマックの保管方法
● 本製品は、高温、多湿、直射日光を避けて冷暗所で保管してください。
● 安全のため、お子様の手に触れない場所に保管してください。
● 使用後は、品質低下を防ぐために、必ず元の容器に戻し、しっかりと蓋を閉めてください。
● 使用期限を過ぎた製品は、使用しないでください。適切な方法で処分してください。
トパマックの通販・個人輸入について
この商品は、インドでヒーリングファーマ社が国際基準に沿って生産・販売しているジェネリック医薬品です。
※製造国の詳細は、こちらをクリックしてください。
ベターヘルスは、海外の医薬品をお客様のご要望に応じてお届けする個人輸入代行サービスです。提携業者と協力し、お支払いや輸入・通関の手続きをすべて代行いたします。
参考:
タカシの冒険 –
私はトピラマート25mgを使用していますが、服用後すぐに効果を感じ、発作の頻度がかなり減少しました。ジェネリック医薬品としてコストも抑えられるので、助かっています。