シロムス – シロリムス

◆シロリムスの効果効能

シロムスに含まれるシロリムスは別名をラパマイシンと言い、mTOR阻害剤に分類される医薬品です。抗真菌作用と免疫抑制剤としての作用があることから、主に腎移植後の拒絶反応の予防に用いられてきたほか、リンパ脈管筋腫症(LAM)、血管腫、血管奇形の治療に対しても広く用いられています。

mTORは細胞の活性と成長・増殖を促す酵素の一つで、タンパク合成の促進、オートファジー(タンパク分解)の抑制、脂質や糖代謝の制御などを行いながら、細胞を増殖させます。しかし、mTORが異常に活性化すると細胞を異常増殖させて腫瘍が発現したり、様々な疾患を引き起こします。

シロリムス(ラパマイシン)は、異常活性したmTORの動きを弱めることで細胞の異常な増殖を抑え、腫瘍を小さくして症状を改善します。

また、シロリムス(ラパマイシン)はカロリー制限に似た効果を発揮し、心臓病、腎機能障害、ガンなどの疾患発症を遅らせるとともに、加齢に伴って生じる免疫の低下、認知機能や筋肉の低下も改善できることがマウス実験で明らかになっています。
シロリムス(ラパマイシン)は老化によって起こる多くの機能低下を遅らせることから、健康寿命を長くでき、アンチエイジングにも役立つと期待されています。

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◆シロリムスの服用方法

シロリムスの服用方法は、症状によって異なります。

＜リンパ脈管筋腫症＞
成人の場合、2mgを1日に1回服用します。
なお、患者の状態により適宜増減しますが、1日1回4mgを超えないでください。

＜難治性リンパ管疾患＞
体表面積が1.0m2以上の場合は2mg、1.0m2未満の場合は1mgを開始用量として、1日1回服用します。
以後は、血中トラフ濃度や患者の状態により投与量を調節しますが、1日1回4mgを超えないでください。

＜腎移植後の拒絶反応予防＞
成人：1日1回2 mgを経口投与。患者の状態に応じて増減しますが、1日4 mgを超えないこと。

◆シロリムスの副作用

本剤投与中は、頭痛やめまい、不眠、咳嗽、呼吸苦、上気道炎、鼻咽頭炎、胃腸炎、倦怠感、発熱、関節痛などの症状が現れることがあります。

また、重大な副作用として稀に、間質性肺疾患、アナフィラキシー、進行性多巣性白質脳症、重度の腎障害、重篤な消化管障害、体液貯留といった重大な副作用も報告されています。

異常を感じたらただちに投与を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

◆シロムスの使用上の注意

シロリムス投与前後には胸部X線・CTおよび呼吸機能検査で肺の状態をモニタリングし、咳や呼吸困難が現れたらただちに中止・診察を受けてください。

免疫抑制による感染再活性化を防ぐため投与前にB型肝炎ウイルス検査と予防策を実施し、悪性リンパ腫や皮膚がんリスクへ対応するため定期的に皮膚とリンパ節の観察を行ってください。

◆シロムスの保管方法

直射日光を避け、湿気・高温を避けた冷暗所で保管してください。

小児の手の届かない場所に保管し、誤飲を防いでください。

品質保持のため、開封後ももとの容器のまま保管し、他の容器への移し替えは避けてください。

使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。

◆シロムスの通販・個人輸入について

シロムスは、インドの製薬企業ザイダスが製造・販売しているジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入を代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国に関する情報は、「商品の生産国」からご確認いただけます。

参考：

医療用医薬品 : ラパリムス

​​ラパマイシン：Wikipedia

ラパリムス錠1mg ：medley