説明
シロリムスの効果効能
ラパカンの有効成分であるシロリムスは別名を「ラパマイシン」と言い、「mTOR阻害剤」に分類される医薬品です。抗真菌作用および免疫抑制剤としての作用があり、主に腎移植後の拒絶反応の予防に用いられているほか、リンパ脈管筋腫症(LAM)、血管腫、血管奇形の治療に対しても広く用いられています。
特に、リンパ脈管筋腫症(LAM)は女性に発症する腫瘍性疾患の1つとして知られており、男性の発症事例はほとんどありません。体を動かしている時の息切れにはじまり、咳、たん、血痰、喘息のような喘鳴(ゼーゼー音が鳴る呼吸)などが症状として現れます。悪化すると、肺が破れて空気が漏れてしまう気胸を発症し、胸の痛みや呼吸困難を引き起こすこともあります。
リンパ脈管筋腫症(LAM)、血管腫、血管奇形といった疾患は、細胞分裂や増殖を促すタンパク質の「mTOR」に異常が起こっていると考えられています。
mTORは通常、タンパク合成の促進、オートファジー(タンパク分解)の抑制、脂質や糖代謝の制御などを行いながら、細胞を増殖させます。しかし、必要以上にmTORの活動が活性化すると細胞を異常増殖させ、腫瘍ができたり様々な疾患を引き起こします。
シロリムス(ラパマイシン)は、この異常に活性化したmTORの動きを抑えて細胞の異常増殖を阻害し、腫瘍を小さくして症状を改善します。
また、シロリムス(ラパマイシン)はカロリー制限に似た効果を発揮することで、あらゆる種類の動物の寿命を延長させるという研究が発表されています。
シロリムスは心臓病、腎機能障害、ガンなどの発症を遅らせ、さらに、加齢に伴って起こる
免疫の低下、認知機能・筋肉の低下も改善できることがマウス実験で明らかになっています。
シロリムスは老化の進行によって生じる身体機能の低下を遅らせ、健康寿命を長くすることができるとして、アンチエイジングにも役立つと期待されています。
参照:「老化研究の動態とその社会応用へ向けた研究の動きに関して アンチエイジングは実現可能か」日本農芸化学会
※老化の進行を抑えたいなら、若返り医薬品の最新情報もチェックしてください。
シロリムスの服用方法
シロリムスの服用方法および用量は症状により異なります。
〈リンパ脈管筋腫症〉
成人の場合、1日に1回2mgを服用します。
なお、患者の状態により適宜増減しますが、服用量は1日1回4mgを超えないでください。
〈難治性リンパ管疾患〉
体表面積が1.0m2以上の場合は2mg、1.0m2未満の場合は1mgを開始用量とし、1日1回服用します。
以後、血中トラフ濃度や患者の状態により投与量を調節します。ただし、服用量は1日1回4mgを超えないでください。
シロリムスの副作用
シロリムスの主な副作用として下記のような症状があらわれる可能性があります。
● 精神神経症状:頭痛、めまい、不眠、感覚障害など
● 呼吸器系症状:上気道の炎症、呼吸障害、咳嗽など
● 感染症:鼻咽頭炎、気管支炎、胃腸炎、咽頭炎など
● その他の症状:疼痛、発熱、倦怠感、疲労感など
また、重大な副作用として稀に下記の症状があらわれる可能性があります。
● 間質性肺疾患
● アナフィラキシー
● 消化管障害
● 体液貯留
● 進行性多巣性白質脳症
● 腎障害
● 脂質異常症 など
これらの症状や異常が見られた場合、服用を中止して医師の診察を受けてください。
ラパカンの使用上の注意
重要な基本的注意
● 間質性肺疾患は、命に関わることがあります。投与を始める前や始めた後は、次のことに気をつけてください。また、患者さんには、咳や息苦しさなどの呼吸器の症状が出たら、すぐに連絡するように伝えてください。小児さんに胸部CT検査をするときは、診断のメリットと被曝のデメリットをよく考えてください。
● 投与を始める前
○ 胸部CT検査をしてください。咳や息苦しさ、熱などの症状があるかどうかも確認してください。それから、投与を始めてもいいかどうか、慎重に判断してください。
● 投与を始めた後
○ 定期的に胸部CT検査をしてください。肺に異常がないかどうかを注意深く見てください。咳や息苦しさ、熱などの症状が出た患者さんで、感染やがんやその他の原因がちゃんと調べて除外された場合には、間質性肺疾患かもしれないと考えてください。必要ならば、肺機能検査(肺拡散能力[DLCO]、酸素飽和度など)や追加の画像検査をしてください。
ラパカンの保管方法
● 本製品は高温や湿気に弱いため、日光の当たらない冷暗所に保管してください。
● 本製品は飲食物ではありません。誤飲や誤用を防ぐため、子供の手の届かない安全な場所に置いてください。
● 本製品は開封後も密閉された容器に入れて保管してください。空気に触れると品質が低下する可能性があります。
● 本製品には使用期限があります。使用期限が過ぎた製品は効果が保証されませんし、健康被害を及ぼす恐れがあります。使用期限が切れた製品は使用せずに廃棄してください。
ラパカンの通販・個人輸入について
この製品は、インドのバイオコン リミテッド社が製造・販売する、国際的な基準に沿ったジェネリック医薬品です。
※製造国の詳細は、こちらで確認できます。
ベターヘルスは、海外医薬品の個人輸入をお手伝いするサービスです。お客様のニーズに合わせて、海外の提携先と連携して、医薬品の購入や輸入・通関などの手続きを一括で代行します。
参考:
デスクワーク社畜 –
ずっとデスクワークをして病気になりました。右脇の下にしこりができ、その後の腕を上げるとリンパがむちゃくちゃくちゃ痛くりました。色々調べていると、座りぱなしでリンパが流れず、炎症した様子。かといって運動する時間もないので、薬をので対応しています。海外歴が長ったので日本の薬が一番いいとはそもそも思っていせん。自分で判断して服用するようにしています。
murata.j –
血圧高めです。高血圧にはバナナがいいと言われてるので毎日一本は食べていますが効果なし。健康保険に加入していないので、安いジェネリックでコストを抑えています。
江田 –
あまり運動をしないためか、これ以上ふとったら危ない領域にきました。wiifitを買って運動を始めたり、薬を服用したりと工夫して痩せようとしています。