レゴナット – レゴラフェニブ

◆レゴラフェニブの効果効能

レゴナットの主成分レゴラフェニブは抗悪性腫瘍剤/キナーゼ阻害剤という種類に分類される医薬品で、特に「分子標的薬」と呼ばれる抗がん剤にあたる薬です。分子標的薬は、がん細胞の増殖に関わるシグナルの伝達経路を、分子レベルで遮断します。

がん細胞が増殖する際に、体内で活発化するのが「チロシンキナーゼ」という酵素です。
レゴラフェニブはこのチロシンキナーゼの働きを阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えると同時に、血管新生をブロックしてがん細胞に栄養が届かないようにします。
レゴラフェニブは血管内皮細胞増殖因子受容体(VEGFR)、TIE2、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR-β)、幹細胞因子受容体(c-KIT)などといった、血管新生に関わるものや腫瘍細胞増殖シグナルの伝達に関わる、複数のチロシンキナーゼの動きを阻害します。

レゴラフェニブはメトホルミンやシルデナフィルとの併用においても強い抗腫瘍効果が認められています。

＊ベターヘルスではメトホルミンのジェネリック医薬品やシルデナフィルも取り扱っています。

◆レゴナットの服用方法

成人の場合、1日1回160mgを食後に3週間連続で毎日服用します。その後1週間休薬します。
これを1サイクルとして服用を繰り返します。

なお、個人の状態により適宜減量します。

◆レゴラフェニブの副作用

レゴラフェニブの服用でみられる主な副作用としては、下痢、食欲不振、口内炎、嘔気・嘔吐といった消化器症状が見られるほか、皮疹、脱毛、手足症候群などの皮膚症状、高血圧や鼻血、消化管出血などの血液・循環器症状が報告されています。

重篤な副作用として、まれに、劇症肝炎、肝不全、多形紅斑、表皮壊死融解症、間質性肺疾患、血栓塞栓症、消化管穿孔などを引き起こすことがあります。

これらの症状や、その他異常があらわれた場合は、服用を中止して医療機関を受診してください。

◆レゴナットの使用上の注意

皮膚障害を早期に見つけるため、必要に応じて皮膚科を受診してください。

肝機能障害を防ぐには、投与前と投与中に定期的な肝機能検査が欠かせません。高血圧を管理するためにも、同様に投与前後で血圧を測定し、異常があれば降圧薬の使用を検討しましょう。

手術を予定している場合は、創傷治癒の遅れを防ぐために本剤の中断や再開時期を担当医とよく相談してください。

タンパク尿や甲状腺機能低下、血小板減少、間質性肺疾患などのリスクがあるため、各種検査と経過観察を十分におこなってください。

◆レゴナットの保管方法

直射日光、高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所に保管してください。

小児の手の届かない場所に保管してください。

品質保持のため、必ず元の容器で保管してください。

使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。

◆レゴナットの通販・個人輸入について

この製品は、インドのナトコ ファーマシューティカルズ社が開発・販売するジェネリック医薬品です。ジェネリック医薬品とは、特許期間が切れた先発医薬品と同じ成分・効果・品質を持つ医薬品です。インドのナトコ ファーマシューティカルズ社は、世界的に認められた製造基準に従って、安全性と有効性が保証された医薬品を生産しています。

※インドの医薬品業界に関する詳細は、こちらでご覧いただけます。

ベターヘルスは、海外の医薬品を個人輸入する際に必要なサポートを提供するサービスです。お客様のご注文に沿って、商品の発注、お支払い、輸入・通関の手続きを代行します。

参考：

医療用医薬品 : スチバーガ

分子標的薬（キナーゼ阻害薬）の解説：日経メディカル

スチバーガ錠40mg ：medley