説明
リファンピシンの効果効能
アールシンに含まれるリファンピシンは抗生物質の一つで、抗酸性菌用剤に分類される薬です。一般的な抗生物質が効きにくい結核菌に対して殺菌的に作用します。また、半休止菌で徐々に増殖する結核菌にも作用します。
結核は、結核菌を含んだ飛沫を吸い込むことで感染します。結核に感染すると、結核菌が肺の内部で増殖し、様々な炎症を起こして体を蝕んでいきます。症状が進行すると組織が溶けて破壊されていき、肺が空洞化して呼吸困難を引き起こす可能性もあります。
リファンピシンは現在の結核化学療法において、第一選択薬として使用されています。細菌増殖にはタンパク質の合成が必要で、タンパク質合成には遺伝情報を持つDNAが必要になります。そのDNAの複製には酵素が必要となりますが、リファンピシンはタンパク質の合成を防ぐことで細菌の増殖を止め、殺菌作用をあらわします。
強力な抗菌作用があり、迅速に効果を発揮します。また、結核以外にも、肺MAC症、非結核性抗酸菌症、ハンセン病などにも作用をあらわします。
参照:「結核の診断と治療」
※ベターヘルスでは他にも抗生物質のジェネリック医薬品を扱っています。
リファンピシンの服用方法
リファンピシンは病状により服用方法が異なります。
[肺結核及びその他の結核症]
成人の場合、1回450mg(力価)を1日1回、毎日服用します。ただし、感性併用剤のある場合は週2日の服用でもよいとされます。原則として朝食前の空腹時服用とし、年齢および症状により適宜増減します。また、他の抗結核剤との併用が望ましいです。
[MAC症を含む非結核性抗酸菌症]
成人の場合、1回450mg(力価)を1日1回、毎日服用します。原則として朝食前の空腹時服用とし、年齢および症状、体重により適宜増減します。1日最大量は600mg(力価)を超えないでください。
[ハンセン病]
成人の場合、1回600mg(力価)を1ヵ月に1〜2回、または1回450mg(力価)を1日1回、毎日経口服用します。原則として朝食前の空腹時服用とし、年齢および症状により適宜増減します。また、他の抗ハンセン病剤と併用してください。
リファンピシンの副作用
リファンピシンの主な副作用として、下記の症状があらわれることがあります。
● 消化器系:食欲不振、嘔吐、胃痛、下痢など
● 精神神経系症状:不眠、めまい、頭痛など
● 過敏症状:発疹、蕁麻疹など
また、重大な副作用として下記の症状が稀にあらわれることがあります。
● ショック、アナフィラキシー
● 腎不全、間質性腎炎、ネフローゼ症候群
● 溶血性貧血
● 無顆粒球症、血小板減少
● 偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
● 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、扁平苔癬型皮疹、天疱瘡様及び類天疱瘡様皮疹、紅皮症
● 間質性肺炎
上記の症状や異常があらわれた場合は服用を中止し、医療機関を受診してください。
アールシンの使用上の注意
慎重投与
● 過敏症の既往歴のある患者
● 間歇投与又は投与を一時中止し、再投与する場合
● 副腎皮質不全のある患者
● 慢性甲状腺炎のある患者
● 肝障害又はその既往歴のある患者
重要な基本的注意
● 本剤は他の薬と併用すると、肝臓に深刻なダメージを与える可能性があります。ですので、他の薬と併用する場合は、定期的に肝臓の検査を受けてください。
● 本剤を含む治療では逆効果になることがあります。治療を始めてから、結核が悪化したり、新しい症状が出たりしたら、すぐに医師に相談してください。
● ハンセン病の治療に使う場合は、「ハンセン病診断・治療指針」を参考にしてください。これは厚生省と(財)藤楓協会が発行しています。
● ハンセン病の治療にあたっては、本剤の効果や安全性についてはまだ十分なデータがありません。
アールシンの保管方法
● 品質を維持するためには、冷暗所で日光や湿気にさらされないように保管してください。
● お子様の手の届かない安全な場所に保管してください。
● 薬を間違えないように元の容器に戻して保管してください。容器を変えると、品質が悪くなったり危険が起こったりする恐れがあります。
● 期限切れの薬は使わないでください。
アールシンの通販・個人輸入について
この商品はインドのルパン社が開発・販売するジェネリック医薬品で、先発医薬品と同じ有効成分を含んでいます。
※製造国の詳細はこちらをご覧ください。
ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入の代理店としてサービスを提供しております。お客様のご注文に応じて海外の業者との契約、お支払い、輸入・通関の手続きなどをすべて代行いたします。
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