フェートガード – クロミフェンクエン酸塩

◆クロミフェンクエン酸塩の効果効能

クロミフェンクエン酸塩（クロミフェン）は、排卵誘発剤／抗エストロゲン剤で、視床下部のエストロゲン作用を弱めてGnRHの分泌を高め、下垂体からのFSH・LH分泌を促進します。

これにより卵巣で卵胞が育ちやすくなり、排卵を誘発するため、多嚢胞性卵巣症候群や機能性視床下部性無月経などの排卵障害に用いられます。さらに、生殖補助医療での調節卵巣刺激に使われることもあります。

男性では性腺刺激ホルモンとテストステロンの分泌を高め、精巣での精子形成を助けて精子数の増加に寄与するため、特発性乏精子症などの男性不妊にも有用です。

＊ベターヘルスでは、フェートガードの他にも、卵胞ホルモンを補うのに用いられる「コンジュブローク」などの女性のためのジェネリック医薬品を取り扱っています。

◆フェートガードの使用方法

フェートガードの服用は症状によって異なります。

〈排卵障害にもとづく不妊症での排卵の誘発〉

無排卵症の患者に対し、排卵の誘発を試みる場合、まず最初にGestagen Estrogen testを必ず実施し、消退性出血の出現を確認、子宮性無月経を除外した後で服用を開始してください。
第1クール：クロミフェンクエン酸塩として1日に50mgの服用を5日間で開始します。
第1クールで無効の場合、1日の服用量を100mgに増量し、5日間服用してください。
用量および期間は、1日に100mg・5日間を限度としてください。

〈生殖補助医療においての調節卵巣刺激〉

クロミフェンクエン酸塩として1日に50mg、月経周期の3日目から服用を開始し、5日間服用してください。
効果が不十分な場合、次の月経周期以降の用量を1日100mgに増量できます。

〈乏精子症においての精子の形成誘導〉

クロミフェンクエン酸塩として1回に50mg、隔日で服用してください。

尚、服用に際して医師からの指示がある場合は指示に従って服用してください。

◆クロミフェンクエン酸塩の副作用

クロミフェンクエン酸塩の服用中は、虚血性視神経症や霧視などの視覚異常、発疹・過敏症・にきび・脱毛、精神変調や頭痛、情動不安、疲労感、肝機能検査値の上昇やBSP排泄遅延、悪心・嘔吐・食欲不振、顔面のほてり、尿量増加、口の渇きなどが現れることがあります。

これらの症状や異常を感じたら服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

◆クロミフェンクエン酸塩の使用上の注意

服用中は霧視などの視覚症状が出ることがあるため、運転や危険作業は避けます。排卵誘発・調節卵巣刺激では事前にリスクを説明し、卵巣過剰刺激症候群の兆候があれば直ちに対応します。

乏精子症での使用は内分泌・精液検査で定期的に効果を確認し、無効なら中止し、漫然と長期使用しないでください。異変を感じたら、すぐに医師に相談してください。

◆フェートガードの保管方法

直接日光が当たらない涼しく乾燥した場所に保管してください。

小さな子供の手が届かないところに置いてください。

間違った使い方を防ぐため、また、品質を保持するため、元の容器に入れたまま保管してください。

使用期限が過ぎた薬は使用しないでください。

◆フェートガードの通販・個人輸入について

本製品は、インドのヒーリングファーマ社が製造・販売するジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入を代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国に関する情報は、「商品の生産国」からご確認いただけます。

参考：

特発性男子不妊症に対するクエン 酸クロミフェン投与の治療成績：京都大学学術リポジトリ

医療用医薬品：クロミッド

クロミッド錠50mgの基本情報：日経メディカル