ペット用医薬品の選び方
ペットは大切な家族の一員。
健康を守るためには、日々のケアだけでなく体質や年齢、生活環境に合ったお薬選びが欠かせません。犬や猫の医薬品は種類や効果、用量がさまざまで、誤った選択は効果不足や副作用のリスクを高めることがあります。
ここでは、飼い主さんが安心して選べるよう、症状や目的ごとに安全で効果的な医薬品の選び方をご紹介します。
外部寄生虫予防・駆除
ノミ、マダニ、シラミ、ハジラミなど、皮膚に寄生する虫を駆除します。さらに、フィラリアの予防も同時にしてくれるものもあり、スポットオンタイプやチュアブルタイプで簡単に投与できます。効果が1ヶ月間ほど持続するので、寄生虫を駆除した後の予防にも効果があります。
おすすめの商品
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商品名 |
フィプロフォートプラス |
レボリューション |
ネクスガードスペクトラ |
有効成分 |
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アフォキソラネル + ミルベマイシンオキシム |
価格 |
¥/錠〜 |
¥/錠〜 |
¥3,126/錠〜 |
内部寄生虫の予防・駆除
犬や猫の内部寄生虫には、回虫・鉤虫・鞭虫・条虫など、さまざまな種類が存在します。
これらの駆除には、寄生虫の種類や感染状況に応じて、1回または複数回の投与が必要です。
また、ペットの種類や体調、寄生虫の種類に合わせて、内服薬・スポットオンタイプ・おやつタイプなど、さまざまな剤形から選択できます。
おすすめの商品
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商品名 |
キウォフプラス |
FBD |
有効成分 |
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フェンベンダゾール |
価格 |
¥ 〜 |
¥40 /錠〜 |
細菌感染症
犬や猫の細菌感染症の治療は、感染症の種類・重症度・原因菌によって異なります。 一般的には、抗生物質の内服薬や外用薬が用いられ、必要に応じて薬用シャンプーや外科的処置が行われます。なかでも細菌性膀胱炎は再発しやすい病気のひとつです。そのため、治療とあわせて日常的な予防と健康管理がとても重要です。
おすすめの商品
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商品名 |
バイロシン |
リクセン |
有効成分 |
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価格 |
¥ 〜 |
¥ 〜 |
心臓病ケア
犬や猫の心臓病には、僧帽弁閉鎖不全症・拡張型心筋症・先天性心疾患など、さまざまな種類があります。
これらは早期発見と適切な治療によって、症状の緩和や進行の抑制、延命効果が期待できます。また、病気の進行を遅らせることで、生活の質を維持し、より快適な日常を送ることが可能になります。
おすすめの商品
目的別で選ぶペット用医薬品早見表
症状・目的 |
推奨商品 |
特徴説明 |
🐜外部寄生虫予防・駆除 |
フィプロフォートプラス |
ノミ、マダニ、シラミ、ハジラミに有効。フロントラインプラスのジェネリック。スポットオンタイプ。 |
🦟フィラリア予防+外部寄生虫 |
・ネクスガードスペクトラ
・レボリューション
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フィラリア予防薬とノミ・マダニ駆除薬がひとつになったオールインワン寄生虫駆除薬。チュアブルタイプやスポットオンタイプがあります。 |
🪱内部寄生虫駆除
(線虫・条虫) |
キウォフプラス |
回虫・鉤虫・鞭虫などの線虫類+条虫類に効果。成虫だけでなく産卵前の未熟虫にも対応。 |
🧫細菌感染症治療
(尿路・膀胱炎など) |
・バイロシン
・リクセン |
犬や猫の尿路感染症、特に細菌性膀胱炎の治療に使用される抗菌薬。必ず獣医師の診断と処方に基づいて使用。 |
❤️心臓病ケア
(慢性心不全治療) |
セーフハート |
有効成分ピモベンダン。強心作用+血管拡張作用により慢性心不全に効果。チュアブルで投与しやすい。 |
ペット用の医薬品の購入方法
ペット用医薬品は、犬・猫をはじめ、大切なペットの健康を守るために多くの種類が販売されています。しかし、日本国内では動物病院での診察と処方が必要な場合がほとんどです。
特に駆虫薬やフィラリア予防薬、抗菌薬などは市販での購入ができず、動物病院を通して処方されます。
ただし、海外からの個人輸入を利用すれば、処方箋なしでペット用の医薬品を購入できます。
1)動物病院で処方してもらう
動物病院で診察を受け、必要に応じて医薬品を処方してもらう方法です。
獣医師がペットの健康状態を確認し、適切な薬や用量を選んでくれるため、安全性が高く、効果的な治療が可能です。
ただし、診察内容や検査によっては費用が高くなる場合があります。
動物病院での一般的な費用目安
初診料 |
2,000円~3,500円程度 |
再診療 |
500円~1,500円程度 |
薬剤費 |
薬の種類や量によって費用が大きく変動します。また、動物医療には健康保険制度や薬価制度がないため、病院が自由に費用を設定できるので、動物病院によっても異なります。 |
2) 個人輸入代行サービスの通販サイトで注文する
海外からの個人輸入代行サービスを利用すると、処方箋なしでペット用医薬品やジェネリック製品を購入できます。
日本の法律では、個人が自己または自分のペットの使用目的で一定量を輸入することが認められています。
信頼できる通販サイトを使えば、通常のオンラインショッピングと同じ感覚で購入でき、複雑な通関手続きも不要です。
個人輸入代行の費用目安
初診料 |
0円 |
再診料 |
0円 |
送料 |
0円〜2500円 |
ペット用ジェネリック医薬品の購入よくあるQ&A
Q:ペット用ジェネリック医薬品は動物病院で買えますか?
A:基本的に、日本国内の動物病院ではペット用ジェネリック医薬品はほとんど販売されていません。国内で流通しているのは、メーカーの正規ブランド品(先発品)が中心です。
Q:なぜ病院でジェネリックが買えないのですか?
A:日本では動物用医薬品は獣医師の診察・処方が必須であり、海外で流通しているジェネリック製品の多くは日本国内では未承認です。そのため、病院では扱えない場合がほとんどです。
Q:ペット用のジェネリック医薬品はどうやって入手するのですか?
A:一般的には海外からの個人輸入、または個人輸入代行サービスを利用します。
ベターヘルスでは、ペット用医薬品も信頼できるサプライヤーから直接仕入れ、お客様へお届けしています。
ご注文金額が9,000円以上で送料無料、入金確認後10日〜2週間程度でお届けします。
また、中身のわからない梱包でプライバシーに配慮し、追跡番号付き配送で日本全国へお送りします。
個人輸入代行と病院診療のメリットとデメリット
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⭕️メリット |
❌デメリット |
病院・クリニック |
・医師に相談できる
・身体の状態を確認してもらえる
・症状に合わせた薬を処方してもらえる
・医薬品副作用被害救済制度が受けられる
・その場で薬を受け取れる |
・通院、診察のために時間がかかる
・初診料、再診療、検査費用などが追加でかかる場合がある
・医師の判断によっては処方してくれない場合がある |
海外個人輸入 |
・コストを抑えて購入できる
・医師の診察・処方箋の必要なし
・さまざまな用量、形状のタイプから選ぶことができる
・診察にかかる時間を節約できる
・24時間いつでも購入できる |
・使用に関しては全て自己責任
・注文から届くまで時間がかかる
・医薬品副作用被害救済制度が受けれない
・送料がかかる場合もある
・偽物を売る業者もいる |
海外個人輸入に関する情報はこちらでも解説しています。
👉個人輸入について | 海外医薬品の通販・個人輸入代行
体重に合った薬を選ぶ重要性
ペット用の医薬品では、体重に合った投与量の選択が何より大切です。
⚠️ 体重に合わない薬のリスクを侮らないでください。
— 少なすぎると寄生虫が残り、効果が不十分。
例えば、大型犬に小袋タイプを少量使い回し → 駆除が十分でなく再発。
— 多すぎると体への負担が強すぎて、副作用が出る可能性があります。
例えば、超小型犬に中量錠をそのまま投与 → 効果がありすぎて食欲減退…
そのため、厳密な体重に基づく選択が必須です。
大切なペットの健康を守るためにも、毎回の体重測定を行ってミスを防止することが大切です。各商品の説明欄にある体重レンジをしっかり確認し、適切なサイズを選んでください。
体重帯 |
ポイント |
超小型 (〜5kg) |
少量タイプを選ぶ。過剰投与を防ぐためにも、1/2錠やスポット量の調整が可能な商品が◎。 |
小型 (5〜10kg) |
半錠調整ができるタイプを選ぶと便利。迷ったら分割対応品をチェック。 |
中型 (10〜25kg) |
月1回タイプやチュアブルは与えやすさ重視なら最適。スケジュール管理しやすい。 |
大型 (25kg〜) |
多容量パックやジェネリックの活用でコスパ◎。 |
犬用と猫用はなぜ分かれているの?
ペット用医薬品は、見た目やサイズだけでなく、体の仕組み・薬の効き方・安全性が大きく違うため、犬用と猫用が明確に分けられています。
1:代謝の違い
犬と猫では薬の分解スピードや方法が異なります。
猫は特定の酵素が少なく、犬では安全な成分でも中毒になることがあります。
2:含まれる成分の違い
犬用に配合される殺虫成分の中には、猫に有害なものがあります。逆に猫用の成分が犬に適さない場合もあります。
3:投与量と濃度設計の違い
同じ成分でも犬と猫で安全な用量が異なり、製品ごとに濃度が調整されています。
4:対象とする寄生虫や病気の違い
犬用はフィラリア予防など犬特有の疾患に、猫用は耳ダニや猫特有の寄生虫に対応。
⚠️ 犬用を猫に、猫用を犬に与えることは危険です。必ずペットの種類と体重に合った製品を選びましょう。