ルリコナゾールとは

ルリコナゾールは、皮膚や爪に感染する真菌(カビ)に対して作用するアゾール系の外用抗真菌成分です。

水虫(足白癬)や体部白癬、股部白癬、カンジダ症、癜風などの皮膚真菌症の治療に用いられており、日本では医療用医薬品として1%製剤、爪白癬に対して5%製剤が承認されています。

外用薬として患部に直接作用することが特徴で、皮膚真菌症の治療において広く使用されている抗真菌成分のひとつです。

ルリコナゾールの作用機序

ルリコナゾールは、真菌の細胞膜の構成成分であるエルゴステロールの合成を阻害することで抗真菌作用を示します。

真菌の細胞膜はエルゴステロールによって構成されています。この成分が正常に合成されなくなると、細胞膜の構造が不安定になり、真菌は増殖することができなくなります。

アゾール系抗真菌薬であるルリコナゾールは、エルゴステロール合成過程に関わる酵素であるラノステロール14α脱メチル化酵素を阻害することで、真菌細胞膜の形成を妨げます。

この作用により、真菌の増殖が抑制され、皮膚や爪の真菌感染症の改善につながります。

作用の流れ

患部(皮膚/爪)の真菌に到達

エルゴステロール合成(14α-脱メチル化酵素など)を阻害

真菌細胞膜機能が障害

増殖が抑えられ、感染症を治療

ルリコナゾールが使用される主な皮膚真菌症

ルリコナゾールは、主に皮膚に発生する真菌感染症の治療に使用されます。

代表的な疾患として、水虫と呼ばれる足白癬があります。これは白癬菌という真菌が皮膚の角質に感染することで発症する感染症です。

そのほかにも、体部白癬や股部白癬などの白癬菌感染症、カンジダ菌による皮膚感染症、癜風などの真菌感染症に使用されることがあります。

これらの皮膚真菌症では、皮膚のかゆみ、赤み、皮むけ、炎症などの症状が見られることがあります。

ルリコナゾールと爪白癬(爪水虫)

ルリコナゾールは皮膚真菌症だけでなく、爪白癬(爪水虫)の治療にも使用される成分です。

日本ではルリコナゾールを有効成分とする「ルコナック爪外用液5%」が爪白癬治療薬として承認されています。

爪白癬は皮膚糸状菌(トリコフィトン属)という真菌が爪に感染することで起こる感染症です。爪が白く濁る、厚くなる、変形するなどの症状が見られることがあります。

爪白癬の治療では、顕微鏡検査などで真菌感染を確認したうえで治療を行うことが推奨されています。

ルリコナゾールを有効成分とする代表的な医薬品

日本では、ルリコナゾールを有効成分とする医療用医薬品として以下の薬剤が承認されています。

皮膚真菌症治療薬
ルリコン(クリーム・液・軟膏 1%)

爪白癬治療薬
ルコナック爪外用液 5%

これらは医療機関で診断を受けたうえで処方される医薬品です。

ジェネリック医薬品

ルリコナゾールを配合したジェエネエリック医薬品も販売されています。

ベターヘルスでは、抗真菌外用薬のルリコナズクリームを個人輸入で取り扱っています。
水虫(足白癬)や体部白癬、股部白癬などの皮膚真菌症をケアします。

ルリコナズクリーム
Luliconaz Cream
製薬会社:ヒーリングファーマ
有効成分含有量:1%
商品ページへ

詳しくは商品ページをご確認ください。

ルリコナゾールの使い方

皮膚(ルリコン 1%:クリーム/液/軟膏)

  • 1日1回、患部に塗布

爪(ルコナック 5%:爪外用液)

  • 1日1回、罹患爪全体に塗布
  • 漫然と長期使用しない(臨床試験で48週超の有効性・安全性は未確認)

ルリコナゾールの副作用

ルリコナゾールは外用薬であるため、副作用は主に塗布部位に生じる局所症状です。

添付文書では、かゆみ、発赤、刺激感、接触皮膚炎、湿疹などが報告されています。

爪外用薬として使用する場合には、皮膚乾燥、皮膚炎、紅斑、爪周囲の炎症などが報告されています。

これらの症状は比較的軽度とされていますが、強い刺激や異常を感じた場合には使用を中止し、医療機関へ相談することが推奨されています。

使用時の注意点

本剤の成分に対して過敏症の既往がある場合には使用できません。

皮膚用製剤は目や粘膜などの部位には使用しないこととされています。また、びらんや亀裂がある皮膚では刺激が生じることがあります。

爪外用液の場合には、患部の爪全体に塗布し、周囲の皮膚に付着した薬剤は拭き取ることが推奨されています。

可燃性のため、火気の近くでの使用には注意が必要です。

まとめ

ルリコナゾールは外用抗真菌薬の中でも、比較的新しい成分のひとつで、真菌の細胞膜形成に必要なエルゴステロールの合成を阻害することで抗真菌作用を示すアゾール系外用抗真菌成分です。

水虫や体部白癬、股部白癬、カンジダ症、癜風などの皮膚真菌症や、爪白癬の治療に使用されています。

外用薬として患部に直接作用することが特徴であり、1日1回の外用で治療が行える継続しやすい治療薬です。また、外用薬であるため、飲み薬の抗真菌薬と比較すると全身への影響が少ないとされています。
皮膚真菌症は治療期間が長くなることも多く、治療を継続しやすいことは治療効果を維持するうえでも重要とされています。

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