イベルファスト – イベルメクチン

◆イベルメクチンの効果効能

有効成分「イベルメクチン」は駆虫薬に分類される医薬品です。主に腸管糞線虫症や疥癬の治療に使われます。イベルメクチンは寄生虫の神経や筋肉に作用して麻痺させ、死滅させる働きがあります。

腸管糞線虫症は、糞線虫という小腸に寄生する虫が皮膚から体内に入り込むことで感染します。症状が出ない場合もありますが、腹痛や吐き気、咳、皮膚のかゆみなどが現れることがあります。重症化すると、寄生虫が体のさまざまな臓器に広がり、肺炎や髄膜炎といった深刻な合併症を引き起こすこともあります。

疥癬は、ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生することで起こる病気です。感染した人との接触や、寝具・衣類の共有を通じて広がります。皮膚に小さな発疹ができ、強いかゆみが現れるのが特徴です。重度になると、皮膚が広い範囲で剥がれることもあります。

イベルメクチンはこれらの感染症に対して高い効果を示し、特に人が密集する環境での流行にも対応できる治療薬として使われています。安全性も高く、重い副作用が少ない点も大きな特徴です。

◆イベルメクチンの服用方法

イベルメクチンは、症状ごとに用法・用量が異なります。

〈腸管糞線虫症〉

体重1kg当たり約200μgを、2週間間隔で2回服用してください。
患者体重毎の1回当たりの投与量は下記の表を参考にしてください。

〈疥癬〉

体重1kg当たり約200μgを1回服用してください。

患者体重毎の1回当たりの投与量は下記の表を参考にしてください。

服用に関して医師からの指示がある場合、必ず医師の指示に従って服用してください。

◆イベルメクチンの副作用

一般的な副作用として、そう痒、発疹、貧血無力症・疲労、悪心、嘔吐などの副作用があらわれる可能性があります。

また、重大な副作用として稀に中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、肝機能障害、黄疸、血小板減少、意識障害の副作用があらわれる可能性があります。

服用中に上記の症状や異常がみられた場合、服用を中止し速やかに医療機関を受診してください。

◆イベルメクチンの使用上の注意

本剤は過敏症状が現れた場合には直ちに投与を中止するとともに、めまいや意識障害を引き起こすことがあるため、自動車運転や危険機械操作時には患者へ十分注意を促す必要があります。疥癬治療では、初期にかゆみが一過性に強まることがあり、またヒゼンダニ死滅後もアレルギー性のかゆみが長引く場合がありますが、特徴的な皮疹や感染兆候がないにもかかわらずかゆみが持続するケースでは、漫然と再投与を繰り返してはいけません。

◆イベルファストの保管方法

高温や湿気を避け、風通しの良い日陰で保管してください。

お子さまの手の届かない、安全な場所に置いてください。

必ず購入時の容器のまま保管し、別の容器への移し替えはおやめください。移し替えると誤使用や効果低下の原因となります。

使用期限を過ぎた製品は使用をお控えください。

◆イベルファストの通販・個人輸入について

イベルファストは、インドのヘラム・ヘルスケア社が製造・販売しているジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入を代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国の詳細につきましては、こちらをご参照ください。

参考：

医療用医薬品 : ストロメクトール

駆虫薬（イベルメクチン）の解説：日経メディカル

疥癬治療ガイドライン（第３版）