鍼治療は神経を刺激し、男性ホルモンの分泌を促したり、血液の流れを促進したりする働きがあります。そして、同時に自律神経のバランスを整えることができるので、勃起不全を改善することができます。
勃起不全の改善といっても、鍼を陰茎の周辺に刺すのでありません。主に上半身に施術をすることで全身の調子を整え、勃起不全を改善します。
また、鍼治療はストレスの軽減にもなるので、心理的な要因で勃起不全に悩んでいる男性にも効果的です。
鍼治療は神経を刺激し、男性ホルモンの分泌を促したり、血液の流れを促進したりする働きがあります。そして、同時に自律神経のバランスを整えることができるので、勃起不全を改善することができます。
勃起不全の改善といっても、鍼を陰茎の周辺に刺すのでありません。主に上半身に施術をすることで全身の調子を整え、勃起不全を改善します。
また、鍼治療はストレスの軽減にもなるので、心理的な要因で勃起不全に悩んでいる男性にも効果的です。
バイアグラなどのED治療薬が身体に合わない場合の代用品として使用できるのが漢方です。漢方とは中国で古くから伝わっている治療薬のことで、肝臓の働きを回復させたり、血流を促進するなど、身体の生理機能の働きを助けます。そして、これらの作用から勃起不全を改善することも可能です。
補中益気湯とは、ニンジンや黄耆(オウギ)、蒼朮(ソウジュツ)を配合した漢方です。胃腸の働きをよくすることで身体の正常な機能を回復させ、勃起不全にも効果があります。
また、補中益気湯には男性ホルモンのテストステロンを増加させる働きもあります。
八味地黄丸とは、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)などから作られる漢方です。
八味地黄丸には腎臓の働きを回復させる働きがあり、生殖能力を高めます。また、足腰や泌尿生殖器など、主に下半身の老化に効果がある漢方薬として知られています。
牛車腎気丸とは、八味地黄丸に牛膝(イノコヅチ)と車前子(しゃぜんし)を追加して増強させた漢方です。効果も八味地黄丸とよく似ており、初期の老化に効果がある漢方とされています。主に疲労を回復させることにより、勃起不全をサポートします。
桂枝加竜骨牡蠣湯には、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、大棗(たいそう)などが配合されています。桂枝加竜骨牡蠣湯には疲労回復効果や、ストレス軽減の効果があります。これらの作用により肝機能を正常化することで、勃起不全の改善につながります。
柴胡加竜骨牡蠣湯は、柴胡(サイコ)、竜骨( リュウコツ)、牡蛎(ボレイ)などから作られます。柴胡加竜骨牡蠣湯は、身体の調子を整えるのではなく、精神面に効果的な漢方とされています。そのため、ストレスや鬱などから勃起不全となっている場合に効果が期待できます。
ハーブやサプリメントも漢方と同様に、身体への副作用がなく、勃起不全の治療として用いられています。海外では医薬品として利用されることが多く、継続して服用することで効果を得ることができます。
勃起不全に効果のあるハーブやサプリメントには以下のようなものがあります。
L-アルギニンには、血管を弛緩する一酸化窒素を作る働きがあります。そのため、血液の循環を促進し、勃起を促します。毎日5gのL-アルギニンを継続して服用すると、EDの男性のうち約30%の方にEDの改善が見られたと報告されています。
また、樹皮からの植物製品であるピコノジェノールと併用すると、改善率が上昇し、服用開始から2ヶ月後には80%の方に効果がみられたという実験結果もあります。
高麗人参には、酸化ストレスから血管や陰茎内の組織を保護する働きがあり、正常な機能を回復させます。また、高麗人参には血管を弛緩する一酸化窒素を作る働きがあり、血液の循環を良くすることで勃起不全を改善します。
さらに、リラックス効果もあるため、より勃起がしやすくなります。
イチョウ葉は血流を改善する効果があるため、勃起をサポートすることができます。ドイツでは医薬品として提供されており、ヨヒンベよりも副作用が少なく安全性が高いとされています。
また、ビタミンEと一緒に摂取をすると、より高い効果を得ることができます。
マチンとはインドやオーストラリア、東南アジアで育つ植物のことです。これには中枢神経組織を刺激することで性的欲求を高め、勃起を促す働きがあります。
嘔吐や下痢、筋肉痙攣などの副作用があるため、服用する際には医師に相談する必要があります。
スギナはお茶にして摂取させることが多い漢方の1つで、炎症を抑える効果があります。そのため、前立腺肥大による勃起不全に対して効果があります。
ヨヒンベとは、アフリカヨヒンベの樹皮から抽出されたサプリメントです。ヨヒンベは神経組織の一部を刺激することで、陰茎への血流を促進する効果があります。シベリア産ニンジンと併用することで、性欲上昇の効果もあることが報告されています。
しかし、ヨヒンベには血圧上昇、頭痛、吐き気、嘔吐などの副作用があるため、過剰摂取には注意が必要です。
イワベンケイには不安や鬱を解消する効果があり、活力を回復させます。そのため、日ごろのストレスを軽減させることができ、心因性勃起不全を改善することができます。
DHEAは男性ホルモンの1つで、男性の性欲を高める働きがあります。低用量で服用することができますが、ニキビの原因となることがあります。
上記のようにEDの自然療法は多くあり、症状が軽い場合などは薬に頼らずともこれらでEDを改善することが可能です。自然療法は副作用などのリスクが少ないため、EDの疑いがある時などに試すには最適です。特にハーブやサプリメントはそれぞれで作用が異なるので、自分の症状にあったものを選び使用するようにしましょう。
ED治療薬は勃起を促すサポートをする一時的なお薬であり、症状自体を根本的に治療するためのお薬ではありません。
そのため、精力剤や漢方、サプリメントなどを服用しながら、健康な食生活と適度な運動を行うなどの生活習慣を改善すると、EDの症状を根本から治療することに繋がります。
EDを治療するための運動については、「エクササイズとED(勃起不全)」の記事をご参照ください。