近年、ED(勃起不全)に悩む男性の数が増えており、日本人男性の25%が勃起不全だといわれています。しかし、病院に行くことに対して抵抗を感じることが多く、ほとんどの男性が症状を放置してしまっているのが現状です。
実際に病院では陰茎を見せる必要はほとんどなく、具体的には以下のような診察が行われています。
近年、ED(勃起不全)に悩む男性の数が増えており、日本人男性の25%が勃起不全だといわれています。しかし、病院に行くことに対して抵抗を感じることが多く、ほとんどの男性が症状を放置してしまっているのが現状です。
実際に病院では陰茎を見せる必要はほとんどなく、具体的には以下のような診察が行われています。
病院に行った際は、まずは問診から始まります。この際に恥ずかしがらずに、正直に性生活について悩みがある、勃起不全で悩んでいる、など症状を医師に伝えましょう。そして、医師が病気があるかなどの健康状態、病歴、対人関係、ストレス、生活習慣などを質問して、勃起不全の原因を突き止め、最適な治療法を提案してもらうことができます。
また、問診の際にInternational Index of Erectile Function(国際勃起機能スコア)が使用されることがあります。これは1997年に作成されたテストで、勃起不全に関する質問に答えることによって点数を加算していき、それによってEDの度合いを知ることができます。
具体的には以下の5つの質問に回答します。
問診は簡単な質疑応答のみであることがほとんどなので、15分ほどで終了します。
男性は睡眠中に、3回~6回勃起をしているといわれています。この勃起が正常に起こっているのであれば、勃起に関わる神経や血管が問題なく機能していると判断することができます。それを確認する試験が、夜間陰茎勃起試験と呼ばれるものです。
この夜間陰茎勃起試験には、リジスキャンという専用の測定器を使用する場合と、陰茎バンドを巻いて簡単に測定する方法があります。
人工勃起試験とは、人工的に勃起を促すことで、血管に問題がないかを調べる試験です。
人工勃起試験では、陰茎海綿体に勃起を促す作用がある薬剤を注射します。この薬を注射して10分ほどで勃起をする場合は、薬剤が行き渡っているということなので、血管には問題がないということがわかります
人工勃起試験は緊張により勃起がしないこともあるので、通常2回試験が行われます。
カラードップラー試験とは、超音波検査のことで、陰茎内の動脈や静脈が正常に働いているか確認することができます。具体的にはカラードップラーエコーで、血流の有無、速度を確認します。
このカラードップラー試験は、勃起している状態でより明確に血流を観察することができるため、試験時には人工的に勃起をさせることが多くあります。
DICCとは陰茎内をX線撮影することで異常の有無を確認するものです。このX線撮影をする際には、注射針を両側の海綿体から指し、一方の注射から造影剤を流し、もう一方から出す、という方法をとります。
この方法では3D での診断ができるため、より正確にEDの原因を探ることができます。しかし、検査にはかなりの痛みを伴うため、最終的な検査として選ばれることが多いのが現状です。
血液検査や尿検査では、テストステロンの値や血糖値を知ることができます。また、EDと関りがあるとされる心臓病、腎臓病でないかを確認することも可能です。
陰茎周辺の血管や神経に問題がない場合、血液検査・尿検査でこれらの原因を突き止めることができます。
勃起不全であるかを判断する際には、時にパートナーへのヒアリングが行われることがあります。これによって、本人が気付いていない症状を聞き出すことが可能になります。
そのため、医師の診察を受ける際には、パートナーに同伴してもらうのがいいでしょう。
EDの診断方法は多くありますが、ほとんどの場合、問診のみで終了します。そのため、診察は15分程度で終わり、すぐに症状にあった治療法を提案してもらうことができます。
EDで病院に行くのは緊張するかもしれませんが、医師への相談は満足の行く性生活を取り戻す第一歩です。まずは病院に行って症状を診断してもらうことから始めてみましょう。