アルベンダゾールとは?

アルベンダゾールは、寄生虫感染症の治療に使われる駆虫薬です。ベンズイミダゾール系に分類され、寄生虫の代謝や細胞機能を阻害することで作用します。日本では、主に包虫症に対して使用される成分として承認されています。

アルベンダゾールの作用機序

アルベンダゾールは寄生虫の細胞機能や代謝を維持しにくくすることで作用する駆虫薬です。

アルベンダゾールは体内で代謝されたあと、アルベンダゾールスルホキシドという活性代謝物として作用します。

この活性代謝物は、寄生虫の微小管形成やエネルギー代謝に関わる機能を阻害すると考えられています。

その結果、寄生虫の生存や増殖が抑えられ、治療効果につながります。

作用の流れ

経口投与

体内で活性代謝物(スルホキシド)へ代謝

寄生虫の微小管形成・代謝系が阻害

寄生虫の生存・増殖が抑制され、治療を支える

アルベンダゾールの効果|どのような症状に使われるか

日本で承認されているアルベンダゾールの適応は、包虫症です。包虫症は、エキノコックスと呼ばれる寄生虫によって起こる感染症で、病変の部位や進行状況によっては長期的な管理が必要になることがあります。

一方、米国ラベルでは、アルベンダゾールは嚢胞性包虫症に加えて、神経嚢虫症などに使用される例もあります。ただし、海外での適応や使用法は、日本での承認内容と同じではありません。

※海外での適応・用量が、日本での承認適応や運用を保証するものではありません。

アルベンダゾールの用法・用量

※ここでは電子添文に基づく一般的情報を示します。実際の投与は必ず医師の指示に従ってください。

包虫症に対して通常、成人にアルベンダゾールとして1日600mgを3回に分けて、食事とともに服用するします。
28日間連続で服用したあと、14日間休薬する方法が基本とされており、この投与と休薬を1サイクルとして治療が行われます。但し、年齢や症状に応じて調整されることもあります。

服用時は、食事と一緒に飲むことが重要です。
特に脂肪を含む食事とともに服用すると、空腹時に比べて血中濃度が高くなることが報告されています。

アルベンダゾールの副作用

アルベンダゾールの一般的な副作用としてみられる症状として、腹部痛、吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、かゆみ、皮疹、蕁麻疹、発熱などが報告されています。また、可逆性の脱毛がみられることもあります。

多くの場合は軽度ですが、肝機能障害と血液障害には特に注意が必要です。肝機能障害や黄疸、汎血球減少症などがあらわれることがあるため、投与中は定期的な検査を行ってください。

そのほか、重大な副作用として、皮膚粘膜眼症候群や多形紅斑などの重い皮膚障害が報告されています。

服用中に体調の異変がみられた場合は、医療機関を受診してください。

服用時の注意点

1) 妊娠・避妊
妊婦または妊娠している可能性のある女性には使用できません。生殖可能な女性では、治療前に妊娠していないことを確認し、治療中および治療終了後1か月間は適切な避妊が必要とされています。

2) 肝機能障害・血液障害のモニタリング
肝機能障害や黄疸、汎血球減少、白血球減少、貧血などが起こる恐れがあるため、投与中は肝機能検査と血液検査を定期的に行うことが重要です。

3) 小児
低出生体重児、新生児、乳児、または6歳未満の幼児には使用しないことが望ましいとされています。

4) 相互作用
プラジカンテルとの併用では活性代謝物の血中濃度が上昇することがあり、リトナビル、フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタールとの併用では、活性代謝物の濃度が低下して効果が弱くなる可能性があります。

5) (海外適応)神経嚢虫症での炎症性反応
海外では神経嚢虫症に使用した際に、死滅した寄生虫による炎症反応によって神経症状が悪化した報告があります。

他の駆虫薬との違い

項目アルベンダゾール
(ベンズイミダゾール系)
メベンダゾール
(同系統)
プラジカンテル
作用点微小管形成阻害など微小管阻害透過性変化など
(主に条虫や吸虫)
用途包虫症など包虫症等で代替として扱われることもあり神経嚢虫症等で比較対象
注意妊娠禁忌、肝機能・血算モニタリング要、相互作用製品ごとの注意炎症反応や併用療法など

アルベンダゾールの入手方法と代表的な医薬品

アルベンダゾールは、日本では劇薬かつ処方箋医薬品として扱われています。

日本で承認されている代表的な医薬品としては、
エスカゾール錠200mgがあります。

このほか、海外で流通しているアルベンダゾールを有効成分とする製品には、ジェネリック医薬品も含め、複数成分を配合している製品もあります。
海外製のアルベンダゾール製品は個人輸入で購入が可能です。

当サイト掲載のアルベンダゾール製品

バンディープラス
バンディープラス(Bandy Plus)
有効成分含有量:イベルメクチン6mg/12mg+アルベンダゾール400mg
製造元:マンカインドファーマ(Mankind Pharma)
商品ページはこちら
ZBDプラス
ZBD PLUS
有効成分含有量:アルベンダゾール400mg+イベルメクチン12mg
製造元:ヒーリングファーマ(Healing Pharma)
商品ページはこちら

製品詳細は各商品ページをご覧ください。

まとめ

アルベンダゾールは、寄生虫の微小管形成や代謝系に作用するベンズイミダゾール系の駆虫薬です。
日本では包虫症に対して承認されており、食事とともに服用し、投与と休薬を組み合わせたサイクルで使用されます。

アルベンダゾールを使用するにあたり、効果だけでなく、副作用や注意点、適応範囲もあわせて確認することが大切です。
成分としての特徴を把握したうえで正しく使用してください。

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