説明
アシトレチンの効果効能
アシトレチンは、レチノイド系に分類される医薬品で、ビタミンA誘導体として重症の乾癬や魚鱗癬などの治療に用いられています。
乾癬は皮膚にはっきりとした赤斑と呼ばれる発疹ができ、そこに鱗屑(うろこ状の皮膚の粉)をともなう皮膚疾患です。乾癬は皮膚の角質の増殖が異常に早くなることで生じ、再発を繰り返します。
乾癬の原因はまだ明確に解明されていませんが、免疫系に異常が生じ、炎症が起こっている可能性があるとされています。また、遺伝的に乾癬になりやすい人もおり、家系内で発症することが多く、特定の遺伝子が関係しているとも言われています。
アシトレチンは、角質化した皮膚細胞のタンパク質と受容体に結合し、細胞の遺伝子発現を再プログラミングする作用があり、細胞の増殖速度を低下させます。また、皮膚や口腔粘膜の角化した部分を剥がれやすくし、正常な皮膚を再形成させる働きがあります。このため、重度症状の乾癬の治療に用いられ、膿疱性乾癬の治療に特に効果的とされています。
しかし、血液中の脂質濃度を高め、一過性の脱毛症状や肝臓や骨の異常を引き起こす可能性があります。
また、胎児の重度先天異常の原因になるため、妊娠を希望する女性は服用できません。男性においても精子形成能に影響を及ぼす可能性があるので、最後にアシトレチンを使用してから少なくとも2年間は避妊することが必要です。
参照:「乾癬」MSDマニュアル
*ベターヘルスでは外用薬のスキンケア薬品もご用意しています。
アシトレチンの服用方法
通常、成人の場合は1回25~30mgを2~3回に分けて、2~4週間服用します。
ダリエー病患者の場合は、1日10mgから服用を開始することが推奨されています。1日の最高用量は75mgまでとしてください。
その後、症状に応じて1日10~30mgを1~3回に分けて服用します。年齢、体重、症状により適宜増減します。
服用に関して医師の指示がある場合は指示に従ってください。
アシトレチンの副作用
アシトレチンの副作用として、以下の症状が現れる可能性があります。
● 皮膚症状:口唇炎、落屑、粘膜の乾燥および炎症など
● その他の症状:頭痛、関節痛、発熱、喉の渇きなど
また、重大な副作用として下記の症状があらわれることがあります。
● 中毒性表皮壊死症
● 多形紅斑
● 血管炎
服用時に上記の症状や異常を感じた場合は、服用を中止し医師の診察を受けてください。
アクトイドの使用上の注意
● アシトレチンは催奇形性が高い
● 重度の先天異常を引き起こす可能性がある
● 妊婦またはアシトレチン使用後3年以内に妊娠を計画している女性は使用禁止
● アシトレチンを使用する性的に活発な出産適齢期の女性は、少なくとも2種類の避妊薬を同時に使用する必要がある
● 妊娠中の患者に血液が使用され、先天性欠損症を引き起こす可能性があるため、この血液を使用する男女は使用後3年間は献血を控える
● 吐き気、頭痛、かゆみ、皮膚の乾燥、発赤または薄片の乾燥、目の乾燥または充血、唇の乾燥または荒れ、唇の腫れ、口渇、口渇、嚢胞性座瘡、または脱毛といった副作用が起こる可能性がある
アクトイドの保管方法
● 暗くて冷たく、高温や湿気にさらされない場所に保管してください。
● 子供の目や手に触れない場所に置いてください。
● 製品の品質を維持するため、開封後も元の容器に戻して保管してください。
● 使用期限が切れた製品は使用を控えてください。
アクトイドの通販・個人輸入について
この製品は、インドのヒーリングファーマ社が開発・販売する、国際的な基準に適合したジェネリック医薬品です。
※製造国の詳細は、こちらでご覧いただけます。
ベターヘルスは、海外医薬品の個人輸入をサポートするサービスです。お客様のご要望に応じて、海外のパートナーと協力して、医薬品の調達や輸入・通関の手続きを代行いたします。
参考:
添付文書アシトレチン(英語)
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