リオサイトメル - リオチロニンナトリウム（Liothytomel - Liothyronine Sodium）

リオチロニンナトリウムの効果効能

リオサイトメルの有効成分リオチロニンナトリウムは、甲状腺ホルモン製剤に分類される内服薬で、甲状腺腫・粘液水腫・慢性甲状腺炎などの治療に使用されます。
非ステロイド薬なので、ステロイド特有の副作用がないのが特長です。

甲状腺ホルモンは、交感神経を刺激して心臓や胃腸、脳の働きを活性化したり、体の基礎代謝を高めたりします。

甲状腺ホルモンが不足すると、代謝が低下して、疲れやすくなったり、だるさ、肌荒れ、冷え、むくみ、便秘など様々な不調をきたします。
赤ちゃんの場合は、心身の発育にも大きな影響を及ぼします。

さらに、代謝機能の低下は体重増加や筋力低下にも繋がり、痩せにくくダイエットがなかなか上手くいかない状態になります。

リオチロニンナトリウムは、甲状腺ホルモンと同じ働きをします。
甲状腺ホルモンは体内で新陳代謝を高めてエネルギー代謝を促進するので、脂肪燃焼や筋肉増強の効果が期待されます。
そのため、甲状腺機能の改善の他にも、効率良いダイエットや、強い身体作りを目的とした場合にもよく用いられています。
ただし、脂肪だけでなく筋肉も燃焼させてしまうので、筋肉を落としたくない方は、筋トレや筋肉をサポートするサプリメント等との併用がおすすめです。

＊ベターヘルスでは他にもダイエット効果のあるお薬を取り扱っています。

リオチロニンナトリウムの服用方法

＜成人＞

初回量は1日5～25mcg（0.2～1錠）とし、1～2週間間隔で少しずつ増量します。
維持量は1日25～75mcg（1～3錠）とします。
なお、年齢、症状により適宜増減します。

リオチロニンナトリウムの副作用

リオチロニンナトリウムは、次のような副作用があらわれることがあります。

● 過敏症：発疹など
● 肝臓症状：AST、ALT、γ-GTPの上昇
● 循環器症状：心悸亢進、脈拍増加、不整脈
● 精神神経系症状：不眠、頭痛、めまい、発汗、神経過敏など
● 消化器症状：食欲不振、嘔吐、下痢
● その他の症状：筋肉痛、月経障害、体重減少、脱力感、皮膚の潮紅など

また、重大な副作用として稀に次の副作用があらわれることがあります。

● ショック
● 狭心症、うっ血性心不全
● 肝機能障害、黄疸
● 副腎クリーゼ

服用中に違和感を感じた場合は使用を中止し、すみやかに医療機関を受診してください。

リオサイトメルの使用上の注意

心筋梗塞のある患者は、基礎代謝が亢進することで心臓への負担が増え、病状が悪化することがあります。

リオサイトメルの保管方法

● 品質を保持するため、直射日光の当たらない、低湿度で冷えた場所に保管してください。
● 安全対策として、子どもが触れない場所に置いてください。
● 誤用や品質の低下を防ぐため、製品は購入時のパッケージでそのまま保持してください。
● 使用期限が過ぎた製品は、効果が薄れる可能性や副作用のリスクがあるため、使用を控えるようにしてください。

リオサイトメルの通販・個人輸入について

このジェネリック医薬品は、フィリピンに拠点を置くロイドラボラトリーズ社によって開発され、市場へ供給されています。

ベターヘルスは、海外医薬品の個人輸入に関する手続きをサポートするサービスです。商品の発注、支払い、輸入、通関の全プロセスを代行します。

参考：

医療用医薬品 : チロナミン

25mcgチロナミン錠：くすりの適正使用協議会

リオチロニン：ウィキペディア