フェキシン - セファレキシン（Phexin - Cephalexin）

説明

セファレキシンの効果効能

フェキシンの主成分セファレキシンは、「セフェム系抗生物質」に分類される医薬品で、セフェム系第１世代の代表的な抗生物質です。

セフェム系抗生物質は開発された世代によって、第一世代から第四世代までに分けられており、それぞれ薬の抗菌作用の範囲が異なります。
本薬のフェキシンは、グラム陽性菌を中心に効果を発揮し、大腸菌などグラム陰性菌の一部にも有効です。しかし、第一世代のセフェム系抗生物質はインフルエンザ菌や、緑膿菌には効果がないとされますが、細菌による二次感染や、その予防に用いられることがあります。

細菌は細胞壁がないと生きることができません。そして、細菌の細胞壁合成に深く関わるタンパク質に「ペニシリン結合タンパク質（PBP）」というものがあります。セファレキシンは、細菌の細胞壁合成を阻害しすることで、細菌を殺します。

感染症は、病原となる微生物が人体に侵入し、その異物に対する体の防衛反応として、発熱や化膿などの症状が起こります。
セファレキシンは抗菌作用をあらわし病原となる細菌を殺すことで、感染症の症状を治めます。

参照：「細菌の概要」MSDマニュアル

＊ベターヘルスではこの他にも「セファデックス」など、抗生物質のジェネリック医薬品を取りそろえております。

フェキシンの服用方法

成人および体重20kg以上の小児の場合、1回250mg（力価）を6時間ごとに服用します。

重症の場合や、分離菌の感受性が比較的低い症例に対しては、1回500mg（力価）を6時間ごとに服用します。
服用量は、年齢・体重・症状によって適宜増減します。

セファレキシンの副作用

セファレキシンの副作用として、下記の症状がみられることがあります。

● 発疹、蕁麻疹、紅斑、そう痒、リンパ腺腫脹、関節痛
● 発熱、頭痛、めまい、全身倦怠感
● 好酸球増多、顆粒球減少、血小板減少
● 黄疸、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇
● 嘔吐、下痢、軟便、腹痛、食欲不振、胃不快感、悪心
● 口内炎、カンジダ症
● ビタミンK欠乏症状、ビタミンB群欠乏症状

また、重大な副作用として、次の症状が発現する可能性があります。

● ショック、アナフィラキシー
● 急性腎障害
● 溶血性貧血
● 偽膜性大腸炎
● 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群
● 間質性肺炎、PIE症候群

これらの症状や異常がみられた場合は使用を中止し、医師の診察を受けてください。

フェキシンの使用上の注意

慎重投与

● ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
● 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
● 高度の腎障害のある患者
● 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
● 高齢者

重要な基本的注意

● ショックが起こる可能性があるので、十分な問診を行うこと。

フェキシンの保管方法

● 直射日光や高温多湿を避けて、冷暗所に置いてください。
● お子様が手に取れない場所にしまってください。
● 間違った使用や品質の低下を防ぐために、元の容器に入れたまま保管してください。
● 使用期限が過ぎたら、使わないで捨ててください。

フェキシンの通販・個人輸入について

この商品は、インドで国際基準に従って製造・販売されているグラクソ・スミスクライン社のジェネリック医薬品です。

※製造国の詳細は、こちらをご覧ください。

ベターヘルスはお客様のニーズに合わせて、海外の医薬品をお届けする個人輸入代行サービスです。提携業者と連携して、お支払いや輸入・通関の手続きをすべて代行いたします。

参考：

セフェム系抗菌薬の解説：日経メディカル

医療用医薬品 : セファレキシン

セファレキシン：Wikipedia