オルメシプ – オルメサルタン

◆オルメサルタンの効果効能

オルメサルタンはアンジオテンシンII受容体拮抗薬に分類される降圧薬で、主に高血圧の治療に用いられます。

アンジオテンシンIIという血管を収縮させ、血圧を上昇させる物質の働きをブロックすることで、血管が拡張し、余分な水分や電解質が排出されやすくなります。その結果、血圧が低下し、心臓や腎臓への負担を軽減します。

また、長時間作用型の特徴があり、1日1回の服用で安定した血圧コントロールが期待できます。
高血圧を適切に管理することで、狭心症や心不全、脳卒中などの心血管イベントのリスクを軽減できるとされています。さらに、血圧が安定することで糖尿病性腎症や腎硬化症などの進行を抑制し、腎機能の保護にもつながる可能性があります。　

◆オルメシプの使用方法

オルメシプは1日1回、オルメサルタンとして10〜20mgを経口服用してください。

服用開始時は5〜10mgから始め、年齢や症状、腎機能に応じて徐々に増量します。最大投与量は40mgです。適切な血圧コントロールが得られているかどうか、定期的に血圧を測定して医師の指示に従ってください。

錠剤を半分にして服用する際は、ピルカッターなどで正確に割ってから飲んでください。必要に応じて、医師または薬剤師に使い方や調整方法を相談してください。　

◆オルメサルタンの副作用

軽度から中等度の消化器症状（下痢や嘔気、口渇など）や頭痛・めまい・眠気といった中枢神経系の不調、血中カリウムや尿酸の上昇などの血液・代謝異常が見られることがあります。

肝機能検査値（ALT・AST・γ-GTPなど）が上昇したり、クレアチニンやBUNが上がって頻尿や尿蛋白がみられる腎機能異常を起こす場合もあります。

動悸や胸痛、ほてりなど循環器系の症状が報告されるほか、浮腫やしびれ、筋肉痛、脱毛、倦怠感、咳などがあらわれることがあります。

まれにショックやアナフィラキシー、血管浮腫、重度の下痢、間質性肺炎、腎不全や肝機能障害、黄疸、血小板減少、意識消失、横紋筋融解症などの重篤な症状を引き起こすことがあるため、これらが疑われる場合は直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。

◆オルメシプの使用上の注意

肝臓に負担がかかるおそれがあるので、投与前に肝機能検査を受け、定期的にチェックする必要があります。

手術や麻酔が予定されている場合は、その前日に本剤を中止しないと、術中や術後に極端な低血圧を引き起こす可能性があります。

降圧作用によりめまいや立ちくらみが起こることがあるため、高所作業や自動車の運転、危険を伴う機械操作などには十分注意してください。

腎機能が低下している方や電解質異常のある方は投与量の調整が必要です。腎機能と電解質の定期的な確認を忘れないようにしてください。

妊娠中や授乳中の安全性は確立していないため、妊娠を希望する場合や妊娠中・授乳中に使用する際には必ず医師に相談してください。

◆オルメシプの保管方法

直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で保管してください。

お子さまの手の届かない場所に保管してください。

品質保持のため、元の容器に入れて保存してください。

使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。

◆オルメシプの通販・個人輸入について

オルメシプは、インドの製薬企業シプラが製造・販売しているジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国に関する情報は、「商品の生産国」からご確認いただけます。

参考：

オルメサルタン：医療用医薬品

オルメサルタンOD錠20mg「ファイザー」の基本情報：日経メディカル

オルメサルタン：Wikipedia