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ウデナフィルとは

ウデナフィルとは

ウデナフィルは、PDE5阻害薬に分類される経口薬です。主に勃起不全(ED)の治療を目的として開発・使用されている成分で、代表的な商品名としてZydena(ザイデナ)が知られています。

PDE5阻害薬には、ウデナフィルのほかにシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル、アバナフィルなどがあります。

ウデナフィルの特徴として、比較的速やかに吸収されることと、シルデナフィルなどより長めの半減期を持つことが挙げられます。文献では、最高血中濃度に到達するまでの時間が約0.8〜1.3時間、半減期が約7.3〜12.1時間と報告されています。

ウデナフィルの作用

ウデナフィルは、陰茎海綿体に多く存在するPDE5という酵素を阻害することで作用します。

性的刺激があると、陰茎海綿体ではNO(一酸化窒素)が放出され、cGMPという物質が増加します。cGMPは血管平滑筋をゆるめ、陰茎への血流を増やす働きに関わります。

PDE5は、このcGMPを分解する酵素です。ウデナフィルはPDE5を阻害することで、cGMPの働きを保ち、性的刺激時の勃起を補助すると考えられています。

重要なのは、ウデナフィルは性的刺激なしに自動的に勃起を起こす薬ではないという点です。また、性欲そのものを高める催淫薬でもありません。

作用の流れ

性的刺激により陰茎海綿体でNOが放出

グアニル酸シクラーゼが活性化し、cGMPが増加

cGMPにより平滑筋が弛緩し、陰茎への血流が増える

PDE5がcGMPを分解する

ウデナフィルがPDE5を阻害し、cGMP作用を維持

性的刺激時の勃起維持を補助する

ウデナフィルの使い方

ここでは、海外製品情報および文献に基づく一般的な情報を紹介します。日本国内で承認された電子添文に基づく用法用量ではありません。

海外製品情報では、成人男性に対して通常開始用量100mgを、性行為の約30分〜12時間前に服用するとされています。効果と副作用の出方を慎重に確認しながら、200mgまで増量できる場合があります。

最大投与頻度は1日1回とされ、食事の有無にかかわらず服用可能と記載されています。

ただし、実際の使用可否や適切な用量は、持病、併用薬、血圧、心血管状態などによって異なります。自己判断で使用せず、医師の診断や指示に従うことが重要です。

ウデナフィルの副作用

ウデナフィルでは、ほてり、顔面紅潮、頭痛、消化不良、めまい、鼻づまり、視覚異常などが報告されています。

これらはPDE5阻害薬にみられる血管拡張作用に関連した症状として説明されることがあります。

また、急激な血圧低下、視力低下、心血管系への負担など、注意が必要な副作用もあります。

特に、胸の痛み、強いめまい、失神、突然の視力低下、動悸、息切れなどが現れた場合は、使用を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。

ウデナフィルの使用上の注意点

1. 硝酸薬・NO供与薬との併用禁忌

硝酸薬・亜硝酸薬・NO供与薬とは併用禁忌です。

該当する薬剤例

  • ニトログリセリン
  • 硝酸イソソルビド
  • ニトロプルシドナトリウム
  • 亜硝酸アミル
  • ニコランジル

併用すると急激かつ危険な血圧低下を招くおそれがあります。

2. リオシグアトなどGC刺激薬との併用禁忌

PDE5阻害薬は可溶性グアニル酸シクラーゼ(GC)刺激薬の降圧作用を増強する可能性があるため、リオシグアトなどとの併用も禁忌です。

3. 使用前の心血管リスク評価が必須

EDは心血管疾患のサインである場合があります。処方前に以下を確認する必要があります。

  • 病歴・身体診察によるEDの原因評価
  • 性行為に耐えられる心血管状態かどうかの確認

4. 禁忌・使用回避が推奨される患者

以下に該当する場合は禁忌、または使用を避けるべきとされています。

  • 重度の肝不全・腎不全
  • 18歳未満
  • 重度低血圧
  • 管理不良の高度高血圧
  • 最近の脳卒中・脳出血・心筋梗塞の既往
  • 網膜色素変性症

5. QT延長に関する注意

以下の場合は注意が必要です。

  • 先天性QT延長症候群の患者
  • QT間隔を延長する薬剤を使用中の患者

6. 他のED治療薬との併用は非推奨

他のED治療薬との併用については有効性・安全性が確立されていないため、併用は推奨されません。

他のPDE5阻害薬との違い

項目ウデナフィルシルデナフィルタダラフィル
分類PDE5阻害薬PDE5阻害薬PDE5阻害薬
主な用途EDEDなどED、前立腺肥大症に伴う排尿障害など(国・製剤により)
作用の特徴Tmax約0.8〜1.3時間、半減期約7.3〜12.1時間との報告あり。オンデマンド投与・1日1回投与のいずれも研究されている比較的短時間型長時間型
PDE11との関係文献では、タダラフィルと異なりPDE11を阻害しないと記載PDE11選択性はタダラフィルと異なるPDE11への作用が相対的に話題になりやすい
日本での位置づけ国内承認ED薬としての電子添文は確認しにくい国内承認薬あり国内承認薬あり

ウデナフィルを含む医薬品

ウデナフィルはPDE5阻害薬で、海外ではZydena(ザイデナ)という商品名でED治療薬として流通しています。

日本では承認されておらず、国内のED治療にはシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルなど承認済みのPDE5阻害薬が使用されます。海外で使用されていることは、日本での安全性・有効性を保証するものではありません。

海外では韓国で承認・販売されており、製品情報によると通常開始用量は100mg、必要に応じて200mgまで増量可能、最大1日1回の投与とされています。

ズデナ
ズデナ(Zudena)
有効成分含有量:100mg
製造メーカー:サンライズレメディーズ社(Sunrise Remedies)
商品詳細ページはこちら

まとめ

ウデナフィルは、ED治療薬として開発されたPDE5阻害薬で、代表的な商品名として海外で知られるZydena(ザイデナ)があります。性的刺激を受けた際の勃起を補助する成分として使用されています。

一方で、日本では一般的なED治療薬として承認されていないという点は押さえておく必要があります。また、硝酸薬・NO供与薬・リオシグアトなどとの併用は禁忌とされており、心血管疾患や血圧異常のある方は特に注意が必要です。

ウデナフィルを含む医薬品の使用を検討する際は、自己判断で入手・使用するのではなく、持病や現在服用中の薬について、必ず医師・薬剤師などの専門家に事前に相談してください。

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