Tバプタン – トルバプタン

◆トルバプタンの効果効能

Tバプタンの主成分トルバプタンは「V2-受容体拮抗剤」に分類される医薬品で、心不全や肝硬変に伴って起こる浮腫（むくみ）の治療に用います。

心臓が弱まって機能が低下したり、肝硬変などにより肝機能が低下すると、体内からの水分排出が正常にできなくなり、浮腫を引き起こしてしまいます。
浮腫がおこる部位はさまざまですが、特徴として、心不全による浮腫は足首や肺うっ血、肝硬変では腹水がみられます。浮腫が進行すると、体重が増えたり、疲れやすくなったり、重度のものになると呼吸も辛くなってしまいます。

トルバプタンは、腎臓にある「バソプレシン受容体」という部分に働きかけ、「バソプレシン」という抗利尿ホルモンの働きを抑制します。このホルモンを抑制することによって、腎臓での水の再吸収を阻害します。

また、トルバプタンの特徴は、水分だけを排出することです。従来の利尿剤は水分と共にナトリウムなどの電解質も排出してしまい、体内の電解質バランスが崩れてしまう事がありました。しかし、トルバプタンは肝臓や腎臓に直接働きかけるので、水分の排出だけを促します。
そして尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することで、体の浮腫を解消します。

◆Tバプタンの服用方法

Tバプタンの有効成分トルバプタンは症状により服用量が異なります。

〈心不全における体液貯留〉
成人の場合、トルバプタンとして1日1回、15mgを服用してください。

〈肝硬変における体液貯留〉
成人の場合、トルバプタンとして1日1回、7.5mgを服用してください。

＊錠剤が大きい場合、ピルカッターなどで錠剤をカットして服用することも可能です。

◆トルバプタンの副作用

トルバプタンの副作用として、頭痛、めまい、不眠症、口の渇き、便秘、脱水、頻尿、多飲症、体重変動（増加、減少）などの症状がみられることがあります。

また、重大な副作用として、腎不全、血栓塞栓症、肝機能障害、高ナトリウム血症、ショック、アナフィラキシー、過度の血圧低下、肝性脳症などが発現する可能性があります。

これらの症状以外にも、異常がみられた場合は服用を中止し医師の診察を受けてください。

◆Tバプタンの使用上の注意

Tバプタンは水分排泄により循環血液量が減少し、血中カリウムが上昇して不整脈を招く恐れがあるため、定期的に血液検査で電解質バランスを確認してください。

服用後に強い口渇感が続く場合は医師と相談して用量を調整し、開始直後は脱水やナトリウム異常を避けるため、水分摂取量、体重、血圧、脈拍、尿量をこまめにチェックし、十分な水分補給を心がけてください。

めまいによる転倒リスクを避けるため、車の運転や高所作業は控えてください。

肝機能への影響を早期に察知するため、使用前と開始後２週間は肝機能検査を行い、その後も定期的に測定を続けてください。異常があれば医師に相談してください。

浮腫が改善しない場合は、自己判断で継続せず医師に症状を伝えて治療方針を再検討してください。

◆Tバプタンの保管方法

直射日光を避け、高温多湿にならない涼しい場所で保管してください。
誤飲防止のため、小児の手の届かない場所に保管してください。

使用期限を過ぎた製品は安全性が保証されないため、廃棄してください。

◆Tバプタンの通販・個人輸入について

Tバプタンは、インドのケンタウルファーマ・シューティカルズ社が製造販売するジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入を代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国に関する情報は、「商品の生産国」からご確認いただけます。

参考：

トルバプタンの長期投与の効果

医療用医薬品 : トルバプタン

トルバプタン（V2受容体拮抗薬）：medley