タムドシン D - デュタステリド + タムスロシン（Tamdosin D  - Dutasteride + Tamsulosin）

説明

デュタステリドの効果効能

タムドシン D (Tamdosin D)の主成分であるデュタステリド(Dutasteride)はもともと、5α還元酵素阻害薬として前立腺肥大症の治療症として開発されました。「5αリダクターゼ」を阻害する作用があり、AGAの原因となる悪玉男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン（DHT）」の生成を抑制します。これにより、前立腺肥大の治療のみならず、抜け毛を減らすAGAの改善効果が見込まれたため、AGA治療薬としても処方されるようになりました。

タムスロシン塩酸塩の効果効能

タムスロシン塩酸塩(Tamsulosin)は前立腺や尿道のα1受容体を遮断し、筋肉を弛緩させることにより、前立腺による尿道の圧迫を緩め、尿道の内圧を低下させます。その結果、尿の出がスムーズになり、残尿感や頻尿などの、前立腺肥大に伴う排尿障害の症状が改善されることから、主に前立腺肥大症の治療薬として用いられています。

タムドシン Dの服用方法

通常、成人の場合はタムドシン D (Tamdosin D)をデュタステリドおよびタムスロシン塩酸塩として1日1回(0.1mg～0.53mg)、コップ1杯程度の水又はぬるま湯で服用してください。

デュタステリドおよびタムスロシン塩酸塩の副作用

デュタステリドおよびタムスロシン塩酸塩を含むタムドシン D (Tamdosin D)には、下記のような副作用があらわれる可能性があります。

● 持続勃起症、勃起不全、射精障害、尿失禁、精巣痛、精巣腫脹
● 起立性低血圧、血圧低下、めまい、立ちくらみ、頭痛、眠気、抑うつ気分、しびれ、リビドー減退、浮動性めまい、味覚異常、ほてり、熱感、灼熱感、倦怠感、男性の胸の拡大、男性の乳房の圧痛
● 脱毛症（主に体毛脱落）、多毛症
● 頻脈、動悸、不整脈
● 過敏症、蕁麻疹、アレルギー反応、発疹、そう痒症、限局性浮腫、血管浮腫、多形紅斑
● 血中クレアチンホスホキナーゼ増加
● 腹部不快感、下痢、便秘、胃不快感、嘔気、嘔吐、口渇、便秘、胃重感、胃痛、食欲不振

また、重大な副作用として下記症状が現れる可能性があります。

● 失神・意識喪失（血圧低下に伴う一過性の意識喪失）
● 肝機能障害、黄疸（AST(GOT)の上昇、ALT(GPT)の上昇、黄疸）

異常が認められた場合には服用を中止し、医師の診断を受けてください。

タムドシン D使用上の注意

慎重投与

肝機能障害を有する患者（本剤は主に肝臓で代謝され、半減期は約3〜5週間です。肝機能障害のある患者では、本剤の薬物動態が変化する可能性がありますが、その影響は明らかではありません。）

起立性低血圧の既往歴がある患者

重度の肝不全または腎不全を有する患者

高齢者

ホスホジエステラーゼ5阻害薬を内服中の患者

重要な基本的注意

本剤は口腔粘膜からの吸収はないため、唾液又は水で嚥下させること。

本剤の過量投与により低血圧が想定されるので、投与量には留意すること。

立位性低血圧が生じることがあるので、体位変換時の血圧変動に注意すること。

本剤による治療は病因治療ではなく、対症療法であることを認識し、本剤投与により期待する効果が得られない場合は、手術療法等、他の適切な処置を検討すること。

眩暈等が発現することがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には警戒させること。

本剤投与開始時に降圧薬投与の有無について問診し、降圧薬が投与されている場合には血圧変動に留意し、低血圧が認められたときには、減量又は中止等適切な処置を実施すること。

本剤は経皮吸収されることから、女性や小児は薬剤に触れないよう注意してください。薬液に触れた場合には、速やかに石鹸と水で除去してください

本剤投与前には直腸診断や他の前立腺癌スクリーニングを行うこと。また、本剤投与期間中にもこれらの診断・スクリーニングを定期的に実施すること。

本剤は、血中前立腺特異性抗原（PSA）の値に影響を及ぼすので、以下の点に留意すること。

PSA値は、前立腺癌のスクリーニングにおける重要な指標です。通常、PSA値が基準値（一般に、4.0ng/mL）を超える場合には、更なる評価が必要となり、前立腺組織検査の実施を検討する必要があります。また、本剤投与中の患者で、本剤投与前のPSA値が基準値未満であっても、前立腺癌の診断を除外しないように留意すること。

本剤は、前立腺癌が存在しても、投与6ヵ月後にPSA値を約半分に低下させます。そのため、本剤を6ヵ月以上投与している患者のPSA値を評価する際には、測定値の2倍を基準値と比べること。また、PSA値は、本剤投与中止後6ヵ月以内に本剤投与開始前の値に戻ります。

本剤投与中にPSA値が持続的に上昇する場合には、前立腺癌の発生や本剤の服用不良を含めて、慎重に評価すること。

本剤投与中には、free/total PSAの比率は変化しないので、前立腺癌のスクリーニングに％ free PSAを用いる場合には、測定値の補正は不要です。

タムドシン Dの保管方法

● 製品は、直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

● 小さな子供の手の届かない場所に製品を保管してください。

● 誤飲や品質の変化を防ぐため、容器を入れ替えずに使用してください。

● 期限が表示されている場合、期限を過ぎた製品は服用や使用しないでください。

● 本剤は経皮吸収されることから、誤って薬剤に触場合は、接触部位を速やかに石鹸と水で除去してください。

タムドシン Dの通販・個人輸入について

タステリドとタムスロシン塩酸塩を含む製品は、個人の方でも海外から輸入することが可能です。ただし、代行サイトを利用する場合には、製品の正規性やタムドシン Dの副作用リスクなどを十分にご確認いただく必要があります。

ベターヘルスでは、タムドシン D（Tamdosin D）が正規品であることを保証し、お客様の代わりに販売元への注文や支払い、通関手続きなどの個人輸入手続きを代行いたします。

参照：

医療用医薬品：デュタステリド

医療用医薬品：タムスロシン塩酸塩

デュタステリド：Wikipedia