減量すると禿げる？！ダイエットで薄毛にならないようにするには

正しい方法で健康的なダイエットをすれば、薄毛や抜け毛を心配しすぎることはありません。しかし、過度の食事制限や、急激な減量などを行った場合、抜け毛・薄毛のリスクが増加する可能性があります。
それには大きく3つの理由があります。

１：栄養不足

減量をしようとすると食生活の見直しとして、食事制限から始める人がほとんどでしょう。
髪の成長に欠かせないタンパク質、ビタミン、ミネラル、糖質のバランスが取れていればよいのですが、ダイエットによって食事制限をすることによって、これらの栄養素が不足することが多くあります。そうすると、髪の毛に十分な栄養が行きわたらずに、髪が育ちにくくなり、抜け毛・薄毛が目立つようになってしまうことがあります。

・糖質制限によるタンパク質不足

特に、糖質制限が薄毛に影響を与えることがあります。糖質は本来、体を動かすエネルギー源になるものです。しかし、過度な糖質制限をすると、糖質の代わりにタンパク質がエネルギーとして使われてしまい、健康な髪を成長させることができなくなるのです。髪は80~90％がタンパク質からできているので、体内のタンパク質が不足すると髪が作られなくなり、薄毛になってしまう可能性があります。

２：ホルモンバランスの崩れ

身体が過度な食事制限によって栄養不足になると、ホルモンバランスが崩れます。そしてヘアサイクルが乱れ、髪の成長期が短く、休止期が長くなり、抜け毛が増え薄毛が目立つようになります。さらに、成長ホルモンが少なくなり、髪の毛の成長が阻害されることも薄毛の原因となってしまいます。
特に、ホルモンバランスの崩れによる影響で薄毛を感じやすいのは女性です。女性は女性ホルモンを作り出すことができるので薄毛になりにくいと思われがちですが、ダイエットの他にも出産、加齢、更年期などでもホルモン分泌量が減少して髪が薄くなってきます。

©東京形成美容外科・美容皮膚科

３：減量によるストレス

減量中は好きなものが食べられなかったり、思うような結果がすぐに得られなかったりなど、ストレスを感じることが多くなります。ストレスが強くなると交感神経が緊張し、血管の収縮、血行不良につながります。それに加えて、過度なダイエットで栄養不足になることで、基礎代謝が低下し、さらなる血流の悪化を招きます。

頭皮の毛細血管の血流が悪くなると、毛根に栄養と酸素が十分に行きわたらず、薄毛や抜け毛の原因となります。

円形脱毛症などはストレスによる代表的な症状です。

©髪コト｜株式会社スヴェンソン

ダイエットで薄毛にならないために

１：栄養バランスを意識した食生活にする

©生えるラボ

ダイエット中でも髪の健康を守るためには、栄養バランスの取れた食事をすることをオススメします。髪の毛は基本的にタンパク質から作られているので、ダイエットしつつもタンパク質をしっかり摂取しましょう。例えば、鶏肉、魚、豆類などです。ご飯やパンなどの炭水化物を少し減らしてもいいですが、タンパク質は抜かないようにしてください。また、ビタミンやミネラルも髪の成長に必須で、例えばビタミンB群や鉄分、亜鉛を含む食品です。さらに、葉物野菜やナッツ類も髪に良い栄養なので定期的に摂取しましょう。
ダイエットをして髪が薄くなったという方は、少なくありません。それは上記で説明した通り、髪の成長に必須の栄養も摂取していなかったからです。全体的に食べる量を減らしつつ運動して体重を落とすことで、薄毛になりククなります。

２：過度な食事制限、無理な運動でストレスをかけない

ダイエット中に過度な食事制限や無理な運動をしてしまうと、体に大きなストレスがかかります。ストレスがかかってしまいます。そうすると、体内のホルモンバランスを崩して髪の成長サイクルに悪影響を及ぼすことがあります。その結果、薄毛や抜け毛が進行してしまいます。
無理なダイエットを避け、適度な運動を取り入れることが大切。ストレッチや軽い有酸素運動など、体に負担をかけない方法で運動しながらダイエットするといいと思います。また、睡眠不足も薄毛になりやすくなってしまうので、たっぷり睡眠して髪の成長を妨げないようにしましょう。

ダイエットで薄毛になったら回復する方法（まとめ）

薄毛や抜け毛がすでに進行してしまった人には、フィンペシアやミノキシジなどのAGA治療薬を服用することが推奨されている。こうしたお薬は個人輸入代行サービスなどを利用して簡単に購入することができるので、使用を検討してみるのもいいでしょう。
無理にダイエットをしようとすると、体だけではなく薄毛がさらに加速してしまいます。タンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂取し、ダイエット中でも健康な髪を保ちながら理想の体重に近づきましょう。