エクセンタ – エプレレノン

◆エプレレノンの効果効能

有効成分エプレレノンは、選択的アルドステロン拮抗薬という種類に分類される医薬品です。主に腎臓に作用し、体内の余分な塩分を水分と共に尿中に排出することで浮腫みの軽減、血圧降下作用を現します。

血圧上昇の原因の一つに、「アルドステロン」というホルモンの一種の体内物質があります。アルドステロンは腎臓で水分やナトリウムの量を調整しますが、腎臓の尿細管で水分やナトリウムを血管内へ再び吸収させる働きもあります。その結果、血管に流れる血液量を増加させるのですが、再吸収されたナトリウムが体内に蓄積し、浮腫や血圧上昇を招きます。また、アルドステロンは心臓や血管、脳などにも作用し、心筋の線維化、心臓の肥大化、血管の炎症反応などの亢進、腎臓障害にも関与するとされます。

エプレレノンは、アルドステロンが作用するミネラルコルチコイド受容体への結合を選択的に阻害し、アルドステロンの働きを抑制します。
これにより降圧作用などをあらわし、高血圧以外にも血管の線維化、心肥大、腎障害などの進展をおさえることができます。

※ベターヘルスでは、エクセンタのほかにも高血圧の症状を緩和する医薬品を取り扱っております。

◆エクセンタの服用方法

エクセンタの服用方法は症状により下記のように異なります。

〈高血圧症〉
成人の場合、1日1回50mgから開始します。効果が不十分な場合は100mgまで増量します。

〈慢性心不全〉
成人の場合、1日1回25mgから開始します。血清カリウム値・状態により開始4週間以降を目安に1日1回50mgへ増量します。

〈腎機能障害〉
中等度の患者の場合、1日1回、隔日25mgから開始します。最大量1日1回25mgとしてください。ただし、血清カリウム値・状態により適宜減量または中断します。

◆エプレレノンの副作用

エプレレノン服用中には、代謝・血液系で電解質異常（高尿酸血症や低ナトリウム血症など）、高血糖、脂質異常、貧血などが起こることがあり、肝臓や腎臓では機能障害を引き起こす場合があります。心血管系では動悸や頻脈、不整脈、低血圧などが生じることがあり、神経・精神面ではめまいや不眠、頭痛、うつ症状が報告されています。消化器系では嘔気や下痢、腹痛、口内乾燥が、呼吸器系では咳や呼吸困難がみられることもあります。

さらに、皮膚や筋骨格系では発疹、かゆみ、筋痛や筋けいれんが、眼・耳では霧視や眼痛、耳鳴りが、尿路では頻尿や多尿、蛋白尿、血尿などの症状があらわれることがあります。性機能への影響として勃起障害や女性化乳房、月経異常が起こる場合もあり、重篤な副作用として高カリウム血症が知られています。これらの異常を感じたら、すぐに服用を中止し、医療機関を受診してください。

◆エクセンタの使用上の注意

血清カリウム値が上昇する可能性があるため、投与前および投与後1週間以内・1ヵ月後に検査を行い、その後も継続的にチェックしてください。

肝機能障害を防ぐため、投与後1ヵ月以内にALT・AST・γ-GTPなどの肝機能検査を実施し、その後も定期的に検査を続ける必要があります。

血清ナトリウムが低下する恐れがあるため、ナトリウム検査も継続的に行ってください。

降圧作用によりめまいやふらつきが生じることがあるため、高所作業や自動車運転など危険を伴う行動には注意が必要です。

妊娠中・授乳中の方や重篤な腎障害がある方は、使用前に医師に相談してください。

◆エクセンタの保管方法

直射日光を避け、乾燥した涼しい場所に保管してください。

小児の手の届かない場所に置いてください。

品質保持のため、他の容器への移し替えはしないでください。

使用期限を過ぎたものは使用しないでください。

◆エクセンタの通販・個人輸入について

エクセンタは、インドの製薬企業アーレンビック・ファーマシューティカルズが製造・販売しているジェネリック医薬品です。

ベターヘルスは海外医薬品の個人輸入代行するサービスです。商品の発注、お支払い、輸入・通関手続きなどを一括して代行いたします。日本のオフィスから万全のカスタマーサポート、プライバシーに配慮した中身のわからない梱包、追跡番号付きの配送で日本全国へお届けします。

※製造国に関する情報は、「商品の生産国」からご確認いただけます。

参考：

医療用医薬品：セララ

セララ錠25mgの情報：日経メディカル

セララ®（エプレレノン）錠25mg・50mg・100mgの薬理学的特徴および臨床試験成績