ケナコルト - トリアムシノロン（Kenacort - Triamcinolone）

トリアムシノロンの効果効能

トリアムシノロンは、合成副腎皮質ホルモン剤で、日本では「レダコート錠」として処方されています。
体内で生成される副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」を元に造られたステロイド薬で、炎症やアレルギーを抑えます。

コルチゾールは体内で糖、タンパク質、脂質、骨の代謝などに関与している物質です。
炎症を鎮める抗炎症作用、免疫の抑制、細胞の増殖抑制、血管収縮などの作用があり、自己免疫疾患、血液疾患、新陳代謝疾患など多くの疾患治療に使用されています。

膠原病、関節リウマチ、喘息、重度のアレルギー性疾患のほか、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、水疱症、角化症などの皮膚症状にも効果をあらわします。
また、重症の円形脱毛症の改善にも効果を発揮します。

※ベターヘルスでは他にもスキンケア製品をお取り扱いしております。

トリアムシノロンの服用方法

1日4～48mgを、1～4回に分割して服用してください。
年齢、症状により適宜増減します。

トリアムシノロンの副作用

トリアムシノロンの副作用として、下記のような症状があらわれる可能性があります。

● 消化器症状：下痢、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけなど
● 皮膚症状：ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着など
● 精神神経系症状：頭痛、めまい、不眠など
● その他の症状：浮腫、血圧上昇、月経異常、過敏症など

また、重大な副作用として下記の症状が稀に現れることがあります。

● 誘発感染症、感染症の増悪
● 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
● 消化性潰瘍、膵炎
● 精神変調、うつ状態、痙攣
● 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、 ミオパチー
● 緑内障、後囊白内障
● 血栓症

異常がみられた場合、使用を中止して医師の診察を受けてください。

ケナコルトの服用の注意

重要な基本的注意

● この薬を使用する際には、重篤な副作用が発生する可能性があるため、注意が必要です。これには誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などが含まれます。
● この薬を長期間または大量に使用している患者や、使用を停止してから6ヶ月以内の患者は免疫力が低下している場合があります。そのため、生ワクチンを接種すると、ワクチン由来の感染が増えたり長引いたりするリスクがあります。このような患者には生ワクチンの接種を避けるべきです。
● この薬を使用している間に水痘や麻疹に感染した場合、非常に重篤な状態になることがあります。
● この薬を継続して使用すると、眼圧が上がること、緑内障や白内障（特に後嚢型）を発症する可能性があるため、定期的な眼科検査を受けることが推奨されます。

ケナコルトの保管方法

● 湿度や温度の高い環境は避け、日陰で保管してください。
● お子様の手に触れないように、安全な場所に保管してください。
● 必ず元の容器で保管してください。容器を変更すると、間違って使用したり効果が低下したりする可能性がございます。
● 期限切れの製品は使用しないでください。期限は、容器のラベルに明記されております。

ケナコルトの通販・個人輸入について

この薬品はアボット・ラボラトリーズによって開発されたジェネリック医薬品で、市場に供給されています。ベターヘルスは、海外医薬品の個人輸入をサポートするサービスであり、お客様の注文に基づいて、商品の発注、支払い、輸入手続き、通関作業などを一手に引き受けます。

参考：

レダコート錠 4mg

副腎皮質ホルモン（ステロイド内服薬・注射剤）の解説：日経メディカル

トリアムシノロン：ウィキペディア