エリキュース (Eliquis)

説明

エリキュースって何？？

血液を固まりにくくするお薬です。心房細動による脳卒中や静脈血栓塞栓症の治療に用います。血栓塞栓症の治療・予防に用いられる、経口投与が可能な抗凝固剤の1つです。

エリキュースについて

心房細動患者の 脳梗塞を予防するお薬です。

有効成分アピキサバンって何？

アピキサバンは欧州で2012年4月に承認されました。2012年12月に心房細動患者の脳梗塞予防薬として承認されたお薬です。

アピキサバン（エリキュース）の効果とは？

左心房内で血液が固まるのを抑えることにより、心房細動に起因する脳卒中や全身性塞栓症の発症を抑制します。静脈での血栓形成を抑えることにより、静脈血栓塞栓症の悪化や再発を防ぎます。

どのように作用するの？

血栓ができるのを防ぎ、血管が詰ま るのを予防する抗凝固薬です。 毎日きちんと服用を続けることで、脳梗塞が起こるのを抑え ることが期待されます。

エリキュース・ジェネリック - ファイザー社の特許は？

ファイザーの発表によると、以下の通り2項目において発表されています。

● 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
8年間（2012年12月25日〜2020年12月24日）

● 静脈血栓塞栓症（深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症）の治療及び再発抑制
上期の再審査期間の残余期間（2015年12月21日〜2020年12月24日）

認証されている国はある？

韓国でエリキュースのジェネリック医薬品が承認を得たことは世界中で多くの注目を集めました。また2019年12月23日には、米食品医薬品局(FDA)が初の後発医薬品（ジェネリック医薬品）を承認しました。

服用方法は？

通常、1日2回朝夕食後に1回1錠（5mg）服用します。80歳以上の人や体重60kg以下の人、または腎臓の働きが落ちている場合など少なめ（2.5mg）になることがあります。
静脈血栓塞栓症の場合、発症後１週間は１回２錠（5mgx2）、1日2回服用します。その後は1回1錠（5mg）に減らし1日2回服用します。

副作用ー重度の症状

頭蓋内出血、消化管出血、間質性肺疾患、肝機能障害

副作用ー軽度の症状

だるさ、鼻血、歯肉出血、皮下出血（血豆・青あざ）、血尿、結膜出血、貧血

注意点や矛盾点は？

飲み合わせに注意が必要です。この薬の作用が強まり出血を起こしやすくなることもありますし、逆に効力が落ちてしまうこともあります。

コロナのワクチンとの関係性は？

抗凝固薬のため、ワクチン接種のあとは、２分以上圧迫してください。
治療薬としての面では、COVID-19で死亡した患者が、最小の血管を含む全身に血栓を持っていることを確認した後に、血液凝固のリスクを軽減する抗血栓剤治療法として研究が勧められています。

まとめ

医師の指導の元、時間に服用することがとても大切です。日2回飲んでください。 絶対に2回分を同時に飲んではいけないことを覚えておきましょう。

この記事は以下を参照に書かれています

https://www.medicines.org.uk/emc/product/2878/smpc

https://pulsenews.co.kr/view.php?year=2013&no=545041

https://www.eliquis.bmscustomerconnect.com/

https://www.kegg.jp/entry/dr_ja:D03649

https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00063149

https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/259000AF2047_1_07/